忍者ブログ

you can't teach an old dog new tricks

Home > ブログ > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

S5#8「戦士たちと家族の哀歌」

新天地でニュー・トリックスを扱い始めた記念に、うん年ぶりのレビューをしてみることにしました。かなり前のエピソードですが、S5#8「戦士たちと家族の哀歌」感想にまいります!



・17年前、兵士のエリックが森の中で殺された。エリックは亡く なる直前まで3人の兵士と酒を飲んでいたが、3人全員がその夜の記憶をなくしているという。4人が軍の治験プログラムに参加していたことを知ったUCOS は、プログラムと殺人との因果関係を疑い捜査を進めるが、事あるごとに妨害に入る国防省によって苦戦を強いられることになる。

・ブライア ンの息子マークが登場!前々から話題にはのぼっていましたが、画面に現れるのはこれが初めてですよね。過去のエピソードでブライアンが母子に疎外感を抱い ているような描写があったので、父子関係がうまくいっていないのかと勘ぐっていましたよ。それだけに二人でスポーツ観戦という初登場が嬉しいです。

・ 捜査の開始当初から何かと嘴を挟んでくる国防省に対し、ストリックランドが率先してUCOSのガードにあたってくれます。UCOSには私怨のせいだとあっ さり結論付けられてしまいましたが、彼は結構UCOSの肩を持ってくれますよね。いや、これは私怨でしょうけれど(笑)

・治験プログラムの研究施設は取り壊しの真っ最中。作業員がサンドラさんを侮辱した途端にいきり立つジェリーにきゅんとしました。結果的にはサンドラさんの方がジェリーより頼もしかったりもするんですけど(笑)それでもちゃんと守りに行く彼が愛おしいですよね!

・手詰まりとみるや情による力技に切り替えて目的を達成してしまうジャック。ありとあらゆる捜査手法を柔軟に的確に使いこなすジャックは切れ者ぞろいのUCOS内にあっても一枚上手かも。

犯人は父親というオチは想定外とするべきか・・・思わせぶりにパンフレットが映された段階で薄々怪しいとは思っていたのですが。宗教は「正しいはずだ」じゃなくて「自分は好きだ」というスタンスで信仰すれば世界がもう少し平和になる気がするんですけどね。(ネタバレ反転)

・ シーズン5最終話。ということは鬱なエンドが待ち構えているであろうことはニュー・トリックスファンならお見通しですよね!今回の渦中の人物がブライアン であることも、今シーズンを通して視聴していれば予想がつきました。これだけ心構えをして挑んだせいか、前後シーズンの最終話ほどのダメージはなかったよ うな・・・。




久々のレビューとなりましたが、番組自体はサンドラさん降板のS10#8までは視聴しました。せっかくなのでレビューを続けていけたらと考えています。超マイペースになりますが、気が向いた時にでもお付き合い頂けたら嬉しいです。

拍手

PR

S5#3「花形DJの素顔」

銀河さんでまたニュー・トリックスを再放送しているようですね。再放送が一巡したら、今度こそ新シーズンの放送でしょうか。そろそろお願いしますよ、銀河さん!サイトの更新もあわせて!
そんなわけでブログの方はニュー・トリックスS5#3「花形DJの素顔」感想にまいりたいと思います。


・ワイアット・グループが所有するロキシー・ラジオが放火され、DJジョニーが番組中に死亡した。ワイアット・グループは経営者による年金横領と大量解雇 で揺れており、過激なトークで人気を博したジョニーは敵と狂信的なファンを抱えている。更にジョニーは女癖が悪く、プロデューサーのグレアムをはじめ周囲 は尻拭いに苦労していたらしい。UCOSはジャック不在のまま、容疑者だらけの事件の捜査に乗り出す。

・応答のないジャックの電話に何度も電話をかける3人からお話はスタート。短い留守電メッセージにも三者三様の個性が表れています。覇気のない彼らに追い打ちをかけるように、ストリックランドは1週間後にジャックの後任を決めるように宣告。

・そんな中始まったジョニー殺害事件の捜査。これほど容疑者が多い捜査をたった3人で担当するの?とストリックランドの無茶ぶりに驚きますが、色んな幸運 に恵まれてUOCSの捜査は比較的まっすぐと進んでいきます。余計な寄り道を最小限にとどめたのは経験豊富な刑事の勘のおかげ、ということにしておきま しょう(笑)

・放送された番組も一通りチェックしなければならないのですから、警察のお仕事は大変です。担当のブライアンは「聞いていると火をつけたくなる」とぼやきだす始末。確かに少し聞いただけでも気が滅入ってくるトークでした・・・

・一方ジェリーはグレアムの引き継いだロキシー・ラジオでCulture Club「カーマは気まぐれ」を聞いて悦に入ってました(笑)隣のサンドラは全身で迷惑さをアピール。

・ブライアンの捜査はジョニーのファン・ジェレミーの力を借りて進んでいきます。このジェレミーくんはブライアンを思わせるオタク青年。親近感を持ったの か、ブライアンは内気な彼に友達を作るよう助言します。年長者らしく振る舞うブライアンを見るたび微笑ましくて少しこそばゆい(笑)上手くかみ合わないと ころがまたブライアンらしい。

・ジャックの処遇を巡ってストリックランドとUCOSはついに全面対決。この場面のサンドラ・ジェリーとブライアンのギャップを「温度差」と言ってしまったら、サンドラ・ジェリーに酷でしょうね。ジャックの帰りを望むのは三人同じですが、行動に出るのはブライアンでした。



海外ドラマは最近PoIを見始めましたよ。時間がいくらあっても足りませんね。

拍手

S7#6「殺されたデザイナー」

さてさて本日はSHERLOCKでヤードの妖精さんをやっていらっしゃるルパート・グレイブスさんがゲスト出演されているドラマをレビューしますね。ニュー・トリックスS7#6「殺されたデザイナー」感想です。



・8年前デザイナーのリッチーが自分のアトリエで刺殺された。リッチーに執着を見せる秘書メラニー、共同経営するブランドの運営を巡り対立していた実弟エイ ドリアン、麻薬中毒の元恋人を同居させる妻のアリソン・・・。リッチーを殺す動機を持つ者は多いが、いずれも決め手に欠けている。アリバイも証拠もあがら ない、ないない尽くしの捜査が始まった。

・初っ端から「俺って刑事らしくない??」とサンドラにお伺いを立てるジェリーが可愛くて・・・!boss!とかgoverner!と呼びかけることも多いジェリーは圧倒的にワンコタイプ。今回の感想もジェリー可愛いで埋まりそうなことを最初にお断りしておきます。

・ ルパートさんは被害者の弟エイドリアン役。アーティストの兄とは対照的な事務方という設定なので、デザイン業界の人間のわりには地味な印象です。でも英国 探偵を見慣れているとさすがにこざっぱりして感じられますね~。腹に一物抱えていそうなビジネスライクなキャラで、被害者の元妻からは犯人と名指しされて います。UCOSの厳しい追及に思わず激したり、不倫現場を押さえられて「妻には言わないでくれ」と懇願する情けないシーンも。有力容疑者の一人なので出 番は結構多いですよ!

・コートの入手先を聞かれてあっさりと「1984年に妻がスーパーで」と答えるブライアン。色々な意味ですごいです。

・ 被害者の元妻サラと仲良しになるジェリー。勝気で行動的な彼女はモロにジェリーの好みっぽいですよね。リッチーの回顧展で着ていた初期ビートルズ風のスー ツも彼女のアドバイスだったようで。すぐに調子に乗るジェリーは可愛いですね!(馬鹿の一つ覚え)ジェリーのおめかしは男性陣からダメ出しされてしまいま すが、サンドラさんに褒めてもらったのでお釣りがくるでしょう。

・エイドリアンに「殴られるかも」という勢いで怒鳴りつけられても1ミリも動じないジャックとジェリー。さすが刑事。

・アリソンの元恋人タイラーに会うために農場を訪れるシーンでジーンズを泥だらけにしてしまうジェリー。それを見てにやりと笑ってしまうジャックのちょっと意地悪なところが大好きです。ジャック&ジェリーの組み合わせは意外と少ない気がするのですが、安定感抜群ですよね。

ひょ んなところから見つかったリッチーのデザイン帳によって捜査は思わぬ方向に。専門部署の人間がねずみ講について説明をしている脇でずっと口を挟みたくてう ずうずしているブライアンがとってもブライアンでした。「もっとわかりやすく言えないの?」とずばっと言っちゃうサンドラさんもどこまでもサンドラさんで す。(ネタバレ反転)

・タイラーにsonと呼びかけるジェリー。娘たちの良きパパであるジェリーですが、息子がいたら良き親父にもなったのだろうなと感じる一幕でした。それだけに余計、最後のあの展開はジェリーに気の毒です(ネタバレ反転)



ところでS7に入ってから邦題のつけ方が適当になってきているのは気のせいでしょうか?
原題にダブルミーニングが多いからかしら・・・。

拍手

パンドラの箱

前回のニュー・トリックス記事に拍手くださった皆様、どうもありがとうございました!
ドラマメインのブログではありませんのに、根気強く足を運んでいただいて、
本当にどうお礼を申し上げたらいいやら・・・。
何年も同じことを言っていていい加減詐欺になりそうですが、目標は全話レビューです!
できたら新シーズンが始まる前に・・・ってこれも何度目だ(笑)
チャンネル銀河さん、こんな怠け者は置いておいて、そろそろ放送再開お願いしますね。

さてさて、前回触れたサンドラ&ブライアン降板の件があまりに残念だったので、
真偽と経緯を知るべくネットで情報を集めてみました。
そしてすぐに後悔しました。思ったよりも泥沼だった・・・。
端的に申しますと、俳優陣と制作側の内輪もめがあったようです。
全く楽しい話題ではないのですが、大好きな俳優さんたちの去就にまつわることですので、
調べた内容をさらっと紹介したいと思います。
誤訳があったらすみません。作品ネタバレはありませんので、そちらはご心配なく(笑)
憂鬱な裏事情なんて知りたくない!まっさらの状態で楽しみたい!という方はゆめゆめ続きをご覧になりませぬよう。



話は少し遡りますが、真っ先にニュー・トリックスを降板したのはジャック役ボランさんでした。
ご本人はシーズン8限りで降りるつもりだったようですが、
制作側に請われてシーズン9第1話まで出演され、すでに本国では放送されています。
(日本では現在シーズン7まで放送済み)
このボランさんが降板の理由に「番組のフォーマットに新鮮味がなくなった」ことを挙げられていたんですね。
思えばこの時から暗雲は立ち込めておりました・・・。
ジャック降板の記事(Mail Online)

このジャック降板エピソードが放送される少し前に、サンドラ役アマンダさんが降板を発表。
前々からの意思だったようで、BBC側からも慰留されなかったそうです。
彼女は「番組を見てくれるたくさんのファンに忠実でありたい」と述べ、
今年放送予定のシーズン10までは出演することを確約しました。
サンドラ降板の記事(Mail Online)

それからさらに数日後、ジャック降板エピソード放送まで1週間を切ったところで、
ジャック役ボランさんを除く3人が脚本家を痛烈に批判しているインタビューが公開され波紋を呼びます。
サンドラ役アマンダさんの「番組は面白みがなくなった。登場人物たちはすっかりお行儀良くなってしまった」という発言に他の二人が同調。
「私の役はマトモになってしまった」(ブライアン役アランさん)
「脚本家が考えるほど人々は馬鹿じゃない」(ジェリー役デニスさん)
といった批判が相次ぎ、ブライアン役アランさんの口からこんな言葉が飛び出します。
「ストーリーが機能していないと感じられたり、改善の余地があると思うなら、
 そして脚本家がそばにいなかったら、自分たちで脚本を書き直しただろう」
3人のインタビュー記事(Radio Times)

これに対し、ジャック降板エピソードで脚本・監督を務めたジュリアン・シンプソンさんがツイッターで反撃に出ます。
「(ジャック降板エピソードを)俳優たちは1コンマも書いていない!」と切り出しているので、
恐らくアランさんの発言が特に気に障ったのでしょう。
(ジュリアン・シンプソンはS5から参加された方で、S6#2「真実はそこにある」等を脚本)
脚本家さんの発言についての記事(Mail Online)

このツイートが報じられた翌日、今度はブライアン役アランさんがニュー・トリックス降板を発表。
その際には「幸せな大家族のようだった。去るのはとても寂しい」と無難な声明を出しています。
BBC側は「脚本家の発言と彼の降板は無関係」と火消しに必死のようですが。
ブライアン降板の記事(The Sun)



こんなことなら調べるんじゃなかったと後悔した頃には時すでに遅しでした。皆さんを道連れにしておいてなんですけど!
一人残られたデニスさんはどんな心境なんだろうとか、残り1シーズンの撮影は順調に行っているんだろうかとか、
後続の人はやりにくくならないだろうかとか、色々と気になってしまいます・・・。
まあ舞台裏は舞台裏!本編はしっかり楽しませてもらいましょうね!
当サイトではとりあえずS9#1ジャック退場エピソードまでは扱うつもりでおりますので、今後ともよろしくお願いします。

拍手

S7#7「放火犯の正体」

今までで一番好きになった女性キャラはサンドラさんかもしれません。
ニュー・トリックスを見るまではSVUのアレックスがダントツでした。勿論今も大好き。ご存知の方いるかしら。
SHERLOCKも女性陣が魅力的ですよね!サラさんが大好きです。
・・・別にブロンド好きというわけではない。と思う。多分。

ところでそんな愛すべきサンドラさんが今年放送されるシーズン限りで降板って本当でしょうか。
しかもブライアンも一緒に降板と書いてある気がするのは気のせいでしょうか。
私の誤訳だと誰か言ってください!!!!
ジャックはすでに昨年のシーズン冒頭で降板しているので、オリジナルメンバーはジェリー一人に。
もちろんジェリーは大好きだけど・・・サンドラとジャックとブライアンに囲まれているジェリーが見たいんだ!!
そんな訳で涙を呑みつつ、ニュー・トリックスS7#7「放火犯の正体」感想に参ります!



・裏社会の大物・マークがバーの火災で死んだ。火災調査官により放火の可能性が示唆されていたが、警察は事故として処理。しかしバーで働いていたアボット が放火を主張し出したため、UCOSが捜査を始めると、他にも放火を裏付ける証言が次々に飛び出してくる。マークを巡るきな臭い人間関係も明らかになって いくが、犯人を挙げるには今一つの決め手に欠けていた・・・。

・今回は火災がテーマ。火事にまつわる豆知識が聞けて楽しかったです。コンドームを使った時限装置を「成功させるいくつかの条件」は作中で明言されていませんでしたが、悪用されるのを防ぐためでしょうか。

・「犯人はプロメテウス」にはちょっと笑いました。間違ってはいませんが。

・小ネタの充実ぶりでは今期トップクラス。ジャックは生涯学習の講師として刑事の仕事について講義をすることになります。それを知ったサンドラさんの嬉しそうな顔にほっこりします。サンドラさんがたまに見せる情の威力はすごい。

・今回はジェリーとブライアンのコンビが光っていましたね。煙草を巡って口論したり、ジャックの「講義」に乗り込んだり。ところでジェリーはジャックの講義を聞かずに帰るつもりだったようですが、客の入りを見るためだけにわざわざ会場に足を運んだの?笑

・肝心の捜査の方は、真犯人を特定する決め手が弱かったのが少し残念ですが、最後までミスリードを敷き詰めた面白い回でした。事件解決に発想の転換が必要だったのも刑事ものらしくてグー。

・ラストのジェリーは以前にも同じ手を使ってましたよね(笑)迷惑だけどいい人です。



これだけ俳優さんたちが降りてしまって番組を存続する意味があるのかな・・・と思いますが、
簡単にはやめられないだけの人気番組なんでしょうね。ファンとしては複雑です。

拍手