忍者ブログ

you can't teach an old dog new tricks

Home > ブログ > S3感想

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

S3#2「カリスマ活動家の死」

同じ作品を何度でも楽しめるのがオタクのいいところかもしれませんね。というより、繰り返し見ないと見た気がしない!(重症)
そんなわけで本日はニュー・トリックスS3#2「カリスマ活動家の死」感想にいきます!



・30年前、カリスマ的な労働活動家だったジョーの死体がテムズ川で発見された。組合資金の着服疑惑を苦にしての自殺として片づけられたが、最近になって彼が政府から危険視され、公安にマークされていたことが発覚。UCOSは殺人の可能性を視野に入れて再捜査を始める。

・事件も捜査手法も非常に地味でオーソドックスですが、最後まで真相を読ませないつくりになっているので面白く見ることができる回でした。加えてこのエピ ソードは事件関係者とUCSOの人間模様が非常に印象的です。UCOSメンバーだけで考えても、それぞれに見どころがあり、なおかつお互いのエピソードが 殺しあっていないので、2,3話をまとめて見たような充実感がありました。ニュー・トリックスで一番見ている回数が多いのは多分このお話だと思います。

・そんなわけで今回の感想は人間模様に重点を置いて行きたいと思います。見どころその1はサンドラと被害者の娘・アニータの関係。二人はあくまで警察と事 件関係者という立場を崩しませんでしたが、「父を早くに亡くした」という共通の経験から心を通わせていました。自分の満たされない気持ちを素直に語った り、ああいった形で他者に共感するサンドラは珍しいような気がします。

・見どころその2はブライアンとジェリー(とエスタ)です。今回のブライアンは薬を飲むのを勝手にやめてしまい、精神に不調をきたしています。ところ構わ ず労働者の権利について一席ぶつなど挙動不審で、もちろん仕事になりません。そんなブライアンを叱り、薬を飲ませたのがジェリーでした。半ば子供を相手に しているようなジェリーの対応と、憮然としているブライアンの対比がいいです。多分UCOSで出会わなければ仲良くならなかったこの二人が、若干ちぐはぐ な関係ながら実はよく噛み合っている不思議。ジェリー好きとしてはアフターフォローまで完璧な彼の面倒見の良さに乾杯したいところです。

・個人的に最大の見所だったのはジャックと旧友フランクの関係です。このパートだけのためにこの1話を見る価値があると思います。本気で。
かつてはメアリーも交えて親しく付き合っていたフランク。しかしいつのまにか不仲になってし まい、今回聞き込みでジャックから訪れたのが久々の再会となったようです。時を置いてもフランクは全く態度を和らげていないうえ、病み衰えて死を目前とし ており、ジャックは大変ショックを受けます。思わず自宅でアルバムを開けば、そこには若かりしフランクと自分、そして今は亡きメアリーの姿。「もっと早く 和解していれば」と悔やむジャックですが、恐らくそうしなかったのは不仲の原因がよくわかっていなかったからなのでしょう。不仲の真相はこのお話のラス ト、病院に運び込まれたフランクをジャックが見舞うシーンで明かされます。恐らく会うのはこれが最後、というシーンで和解する二人。また重みを増した思い 出と共に生きていくジャックが切ないです。(←ネタバレ反転)

・今回のエピソードはしんみり切ない要素を多く含みながらも、抑えた脚本と演技のおかげで程よい後味になっています。特にジャックパートが心に沁みるのは、変に盛り上げずにサイドストーリーに徹したからでしょう。この節度がニュー・トリックスらしくて大好きです。

拍手

PR

S3#8「甦る過去」

あんな終わり方で一年間も待たせるって何!?というわけで今シーズン最後のニュー・トリックス#8「甦る過去」感想です。



・なんていうかジャックが危なっかしくてハラハラし通しの回でした。そしてハラハラしたまま終わる。
・今回の事件は放火事件。後遺症が痛々しい被害者が登場しますが、自分を事件の真犯人かもしれないと怯え続けていたことも考えると、彼の苦痛は想像に絶します。(ネタバレ反転)
・ともかくジェリーに惚れた。自分の娘だと名乗る女性が突然現れ、戸惑いつつも受け入れるジェリー。元妻&娘を全員招集して引き合わせるシーンにマジで涙が出ました。男は優しくないと生きてく資格がないんですね、ジェリー。自称娘の母親が「父親はジェリー」だと嘘をついたのもわかるなあ。だって娘に父親を与えるとしたら、ジェリーみたいな男がいいもの。すべて知っていて娘扱いするジェリーに全私が泣いた(ネタバレ反転)
・えっと、ジェリーとサンドラの間はこれから発展していくんでしょうか。お似合いだと思うんですけどね~、この二人。いい男といい女で。
・サンドラがユーコスを去るかもしれないと知って、パニックになるブライアン。そんな彼をなだめ、酒に手を出そうとすると「殴るぞ」と叱るジェリーに惚れた。だめだ、今回ジェリーで感想が埋まってしまう。
・ジャックについてはもう言葉になりません。まだ心の整理がつかないけど、本当に幸せになってほしい。



チャンネル銀河さんはBBCみたいにサドじゃないですよね?また遠からず来シーズンの放送を再開してくれますよね?信じてますよ、銀河さん。あ、S1~3の一挙放送ガチで嬉しいです。ありがとうございます!!!

拍手

S3#7「アイスクリーム戦争」

今週のニュー・トリックスS3#7「アイスクリーム戦争」感想です。



・かわいらしいタイトル通り、わりと気楽に見られる回でした。
・冒頭でジェリーがメンバーに勧めていたキテレツな食べ物。ぱっと見、宇宙の残飯みたいでしたが、ジェリーの味覚は大丈夫でしょうか・・・・。さすがイギリス。
・冷静で威厳があって仲裁役にぴったり、と言われてウキウキしているジャック。案外わかりやすいところがかわいくて大好きです(笑)でも仲裁役にはサンドラの方が絶対に向いていると思う。
・回が進むごとにかっこよさの増していくジェリー。今回はいいおやじさんをやっていました。娘になりたいよー。
・そして今回の見どころ→華麗にバイクを乗り回すジャック。え?意外と若いころはやんちゃもしていたクチですか?ますます惚れてしまうでないか。年寄りをなめると痛い目にあうよ。
・今回のを見ると、ジャックが最年長設定なのかな?
・ところで萌えトークしかしていませんが、今回の事件はさりげなく伏線の多い事件でしたね。
・今回はブライアン夫婦エンド。本当にこの二人はほのぼのするなー。



次回が今シーズンラストです。しかもジャックの過去編!期待せずにいられましょうか!
ところでチャンネル銀河さん。シーズン4の放送が決まっていないのは小休止ですよね?これっきり愛すべきおじいちゃんズとお別れなんて殺生なことはありませんよね?

拍手

S3#6「消えた銀行強盗」

邦題は結構重要だと思います。だって「退職デカの事件簿」じゃイマイチそそられないでしょう?はい、今週も「ニュートリックス」感想のお時間です。今日はS3#6「消えた銀行強盗」。



・「悪党共は母親に弱い」byジャック。皮肉屋設定はブライアンですが、ジャックも相当シニカルだよな。
・そんなジャックに「私ってシニカル?」と聞くサンドラは、とげとげしくて攻撃態勢が前面に出ている分シニカルさが低いと思います。
・ドレスに身を包み現れるサンドラ。普段はサンドラを変に女扱いしないくせに、ドレス姿を褒めるおじいちゃんズ。女性への接し方がものすごく正しくて、さすが紳士の国だと思いました。
・それに比べてサンドラを殴って逃げた犯人の卑劣なこと。ジャック、ジェリーのことも心配してあげてください(笑)
・人を見る目があって、責任感があって、いい刑事なジェリーが最高。
・ジャックのあだ名はピーチ姫で(以下略)



チャンネル銀河さんにはぜひタイトル変更をご一考いただきたいですね。「LAW&ORDERクリミナル・インテンド」も最初は違う題だったから、変更可能なのでしょうし。
あ、でも次シーズンの放映とDVD化を最優先で検討してください。DVD、なんなら予約しますから!

拍手

S3#5「魔法使いの呪い」

絶賛応援中のニュー・トリックスS3#5「魔法使いの呪い」。感想です。



・大樹の下で死んでいた男性は魔法使いだった?今回の捜査対象は魔女達です。
・最初は魔法という言葉に鼻を鳴らしそうだったメンバーが、段々と囚われていくのが印象的。視聴者まで不気味な気分に誘われるのは、ストーリー以上にイギリスの風景が大きな役割を果たしている気がします。
・とうとうメアリーの幻影まで見てしまうジャック。自ら「病んでいるのではないか」というほど追い詰められています。今期ラストの「決着」に向けて視聴者もじわじわと覚悟を迫られているようです。怖いよ~。幸せになって~。
今回は事件よりキャラクターを描く回でしたね。そのせいか、事件のほうはイマイチすっきりしなかったかも・・・。
・でも私は現金にできているので、ボロボロになっていても怯えているブライアンを見て自分を取り戻すジェリーとか、揺さぶりをかけられても一人毅然として たり部下のために男子トイレにも突入しちゃったりする男前なサンドラとかに、制作側の狙い通りにときめいちゃったりするのです。
・ところでジャックにはそろそろ「ピーチ姫」とあだ名をつけてもいいのでは?



あーもう「ニュー・トリックス」大好きだ!こんな楽しいドラマは久々だ!シーズン4も放映してください、チャンネル銀河さん。

拍手