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S2#2「眠れる花嫁」

ニュー・トリックスは時折飛び交う悪口が光る作品ですね。今日の感想はS2#2「眠れる花嫁」です。



・今回のニュー・トリックスはお下品言葉厳禁。違反すると罰金1ポンドです。すでにかなり貯まったらしく、4人でレストランに行く相談をしています。罰金王はもちろんジェリー。
・4人は若いインド人女性が襲われた事件の再捜査を始めます。犯人とされた連続襲撃犯が、この事件だけは自分の犯行でないと主張したのです。いまだこん睡 状態が続く女性の病室に行ったユーコスは、被害者の夫に追い返されてしまいます。同じくインド人の夫はインド系の捜査員を寄越さない配慮のなさを詰るので すが・・・正直最初に見た時は「そんなことを言うのは贅沢では?」と思ってしまいました。このあたりの感覚は移民の数が段違いの日本ではちょっと新鮮か も。
・でもよく考えてみると、言語の問題もあるし、移民特有の文化もあるんですよね。スムーズに捜査するには事情に通じる人が加わるのが一番なのでしょう。と いうわけでゲストキャラのインド人・プシュカが捜査に加わります。このプシュカがいいキャラなんですよ~。飄々としていて、UCOSメンバーともなかなか 相性がよさそう。なんとなく末っ子っぽい感じがします。
・改めて夫の一族に接触したUCOS。被害者の女性と違い、古風な家風の一家のようです。夫の妹を評したプシュカの比喩の数々が・・・なかなか印象的。役のうえとはいえ、言われた女優さんは気の毒ですが。
・現代的な被害者に比べ、かなり古風な夫一族。昔の日本の感覚もこれに近いものがあったのでしょうか。メンバーは名誉殺人未遂を疑います。しかし「被害者 は尾行されていた」というタレこみから、ある探偵事務所に行き着きます。事件後探偵が行方不明になっているそうで。あからさまに怪しいですよね。当然なに かありそうですよね。
・失踪した探偵の同僚に事情を聞くジェリー&ブライアンですが、全く相手にされず。「警官ごっこ」と揶揄された二人は相当頭にきています。こういう相手には容赦しないのがオヤジたちの流儀なので、きっちり借りは返します。それにしてもこの事務所の場末感はハンパない。
・探偵事務所でのえげつないやり口といい、今回は退職デカらしさを存分に生かした捜査でした。夫の弟の事情聴取で一計を案じるジェリー。見るからに気弱で 素朴そうな弟には効果覿面でした。あと毎度おなじみの証拠物件無断押収を今回もやらかしていますが、これは一言断りを入れればなんの問題もなかったので は?
・早々に怪しい人物が挙がる事件というのは、たいてい犯人が意外なところにいるもので。被害者の妹=犯人の妻だなんて(←ネタバレ反転)、そりゃ吐き気もこみ上げてきます。これからどう立ち直っていくのか、心底心配になります。この犯人の歪みっぷりはシリーズの中でも上位に来ると思う。
・反対に事件が終結に向かい新たな一歩を踏み出す被害者の関係者も。たとえ時は戻らなくても、真実というものがいかに大切なのかということを、ニュー・トリックスを見ているとよく考えさせられます。

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