2011/03/10 Category : S4感想 S4#8「魔術師の死」 本日はニュー・トリックスS4#8「魔術師の死」感想です。新シーズンが始まって少しショックが和らぎ、どうにかこうにかレビューできる感じ。つまりは非 常に精神的にやられる回です。いいエピソードではあるんですけど、もう一度見直すかと言われると・・・。仲間内の亀裂は一番苦手です。 ・サーカス団の魔術師・バートがトレーラーハウスで焼死した。現場は密室で自殺が疑われたが、車内が焼けておらず、また焼け残ったバートの足が行方不明に なるなど不審点が多い。被害者の娘・クリスティーとの間に何かがあるらしい副総監は、UCOSに再捜査を命じる。UCOSはサーカス団の抱える負債が経営 者の一人であったバートの死により帳消しになったことを知り、本当にバートが死んだのかを疑う。一方サンドラはふとしたことから自分の父の死に疑問を覚 え、ジャックと父の関係を知ることになる。 ・サーカスを見るUCOS+副総監。副総監の子供たちの名前が失笑を買っていますが、ハーマイオニーってハリポタから?父との思い出を楽しそうに語るサン ドラは新鮮。それだけにこのあとの展開が・・・。サーカスを嫌がるジャックは初めて見ますが新鮮さはない。嫌いそうですもんねー。 ・生意気で高慢な女性と元上司・現部下の会話、息が合っていますよね(笑)それだけにこのあとの展開が・・・。 ・密室での火事。サーカスという舞台装置も効いて、掴みはばっちり。自然発火の検証をするための道具がよくすぐにそろえられたなーと感心しました。事ある ごとに予算がないと騒いでいるUCOSですが、実績を認められてかなり自由が利くようになっているのでしょうか。今回は副総監が優先的に処理したのか。 ・サンドラのお母さん再登場。待っていました!が発作で倒れるというあまり嬉しくない再登場になってしまいました。病院に駆け付けたサンドラを迎えに行く ジャック。本当に父娘のような二人です。それだけにこのあとの(以下略)。翌朝ジェリーは母親の具合を尋ねたあと、「君はどう?」とサンドラに聞いてま す。些細なシーンですがすごくジェリーらしい。 ・サンドラとお母さんの会話は本当にテンポがいいですね。この親子、もっと早くにいい関係を築けなかったのでしょうか。きっと今だからこうして会話できるのでしょうけれど。 ・結局バートの足の紛失はなんだったんだろう。そしてDNAの照合をブライアンが思いつかないのは違和感があります。ウーナともっと早い段階で接触しなかったのも腑に落ちない。 ・今回の副総監は終始疫病神。離婚で寂しいのをつけこまれたのはちょっとかわいそうですが、それにしたってやっちゃいけないことばかりしましたね。クリス ティーは気の毒だとは思うのですが、やっていることがあんまりなので同情できませんでした。サンドラの方がかわいそうだ! ・心臓発作で死んだはずのサンドラの父親は自殺。しかも自殺の原因は、不正がばれそうになったためだった。 不正の捜査をしていたのはジャック。そしてこのことは警察内で有名な話だった。・・・・・・あんまりにもひどすぎて、どこから落ち込んだらいいのか。さす がのサンドラもショックが大きすぎて、まるで14歳の女の子に戻ったようです。サンドラとお母さんの疎遠の原因はこのへんにあったのでしょうね。全て知っ ていたブライアン。それからジャック・・・ジャック・・・。ジェリーだけは何も知らなかったというのにちょっとだけ和みましたが。お友達は多そうなのに、 こういう情報が届かないところがジェリーらしい。(←ネタバレ反転) ・男性3人の目前で自殺を図るアントニオ。ジャックは火の中に飛び込んで、アントニオを救出。この時の ジャックは考えるより先に身体が動いていたという感じですね。サンドラのお父さんの話をしたばかりで、また容疑者を死なせるわけにはいかなかったのでしょ う。そんな切迫したシーンでも笑いを忘れないのがイギリスの流儀。(←ネタバレ反転) ・今回のエピソードほど、イッツオーライッな主題歌の偉大さを思い知らされたことはありません。思えば前シリーズの最後もひどいものでしたが、無理にでも なんでもジェリーの歌声が悲壮感を少し遠くへ押しやってくれました。今回は完全にお葬式・・・。お葬式も終わってお通夜突入って感じです。 新シーズンでショックが和らいだと書きましたが、リラクゼーション効果というよりショック療法なのが困ったところ。でもUCOSにとっては避けては通れないエピソードばかりですね。ここが正念場でしょう。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword