2011/05/24 Category : S6感想 S6#2「真実はそこにある」 宇宙人と言えば、「宇宙人は人々の観念の産物である」という内容の星新一のショートショートが印象に残っています。題名は忘れてしまいましたが。 ちょっと異色なニュー・トリックスS6#2「真実はそこにある」感想に行きます! ・米軍基地付近で記者のピーターが精神安定剤の過剰摂取により死亡した事件をジャックが洗い出してくる。事件は既に自殺と結論付けられており、ジャックの 元同僚だけが他殺を主張していたのだという。なんとピーターは宇宙人を目撃したため口封じで殺されたと言うのだ。当初は再捜査に否定的なサンドラだった が、やがて検視結果に明らかな矛盾点が見つかり、他殺の線が濃厚になる。はたしてピーターは何を見たのか。調査に乗り出したUCOSは米軍の厚い壁にぶつ かることになる・・・。 ・再捜査の必要性を訴えて引き下がらないジャックに、しぶしぶながらGoサインを出すサンドラ。簡単に甘い顔は見せないサンドラですが、部下たちの「本 気」はきちんと汲み取ってくれる本当にいい上司です。ジャックが急にこの事件を思い出したのは、もしかしたら元同僚の死が契機になったのでしょうか。 ・同僚のために懸命になりながらも、「宇宙人目撃説」に話が及ぶと勢いが弱まるジャック。宇宙人を信じるジャックは想像できませんね。ブライアンが途中から宇宙人信者たちに感化されていくのも納得の筋書き(笑) ・聞き込みに行ったカフェで知り合った女性といい仲になるジェリー。さっそくそれをUCOSで自慢してみせたり、逆にいじり返されたりと、どこまでも和気あいあいとした職場です。ジェリーは一応サンドラがいない時に話すのですね。かわいい。ジェリーがせっかくめぐってきたチャンスを先走って自らふいにしてしまったのは、S2#6で得た教訓からでしょうか。(←ネタバレ反転) ・そんなわけでブライアンも無事復帰して通常運行のUCOSでしたが、事件の方はなかなか真相が見えず、巨大な敵と戦う緊張感が終始漂っていました。ア メリカ軍がイギリス人を誘拐し、グアンタナモに輸送する途中で事故にあったとなれば、それだけ大きな力が働くのも無理はありませんね。今までで一番大事に なったエピソードだったのではないでしょうか。宝くじにメッセージを残したピーターは、既に覚悟を決めていたのでしょうね。UCOSが事故の情報を得たの は米軍にも伝わるはずですが、カフェオーナーは大丈夫なのでしょうか。(←ネタバレ反転) ・カフェ店主の語ったところが真相なのでしょうが、ブライアンの言う通り「証拠はどこにもない」わけで。宇 宙人説自体は荒唐無稽に思えますが、「宇宙人説」ではなく「米軍誘拐説」を信じる根拠は、今のところ妥当性だけ。結局「真相は藪の中」といったところかも しれません。すっきりしない終わり方も、たまにだったらいいですね。(←ネタバレ反転) ・異色のエピソードを担当したこの脚本家さんは・・・初めて見る名前?少なくともS4までには参加していないはず。でもそれぞれのキャラクターをしっかり 押さえていたので、いつもと違う雰囲気でも見やすかったです。とても楽しい回でした。そろそろエピソードリスト完成させなくちゃ。今からやろうかしら。 ちなみに私は宇宙「生物」ならいてもおかしくない気がします。宇宙「人」という場合、宇宙の生き物を何をもって「人」の近縁と見なすか難しいですよね。形態?知能? PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword