2013/04/20 Category : S7感想 S7#6「殺されたデザイナー」 さてさて本日はSHERLOCKでヤードの妖精さんをやっていらっしゃるルパート・グレイブスさんがゲスト出演されているドラマをレビューしますね。ニュー・トリックスS7#6「殺されたデザイナー」感想です。 ・8年前デザイナーのリッチーが自分のアトリエで刺殺された。リッチーに執着を見せる秘書メラニー、共同経営するブランドの運営を巡り対立していた実弟エイ ドリアン、麻薬中毒の元恋人を同居させる妻のアリソン・・・。リッチーを殺す動機を持つ者は多いが、いずれも決め手に欠けている。アリバイも証拠もあがら ない、ないない尽くしの捜査が始まった。 ・初っ端から「俺って刑事らしくない??」とサンドラにお伺いを立てるジェリーが可愛くて・・・!boss!とかgoverner!と呼びかけることも多いジェリーは圧倒的にワンコタイプ。今回の感想もジェリー可愛いで埋まりそうなことを最初にお断りしておきます。 ・ ルパートさんは被害者の弟エイドリアン役。アーティストの兄とは対照的な事務方という設定なので、デザイン業界の人間のわりには地味な印象です。でも英国 探偵を見慣れているとさすがにこざっぱりして感じられますね~。腹に一物抱えていそうなビジネスライクなキャラで、被害者の元妻からは犯人と名指しされて います。UCOSの厳しい追及に思わず激したり、不倫現場を押さえられて「妻には言わないでくれ」と懇願する情けないシーンも。有力容疑者の一人なので出 番は結構多いですよ! ・コートの入手先を聞かれてあっさりと「1984年に妻がスーパーで」と答えるブライアン。色々な意味ですごいです。 ・ 被害者の元妻サラと仲良しになるジェリー。勝気で行動的な彼女はモロにジェリーの好みっぽいですよね。リッチーの回顧展で着ていた初期ビートルズ風のスー ツも彼女のアドバイスだったようで。すぐに調子に乗るジェリーは可愛いですね!(馬鹿の一つ覚え)ジェリーのおめかしは男性陣からダメ出しされてしまいま すが、サンドラさんに褒めてもらったのでお釣りがくるでしょう。 ・エイドリアンに「殴られるかも」という勢いで怒鳴りつけられても1ミリも動じないジャックとジェリー。さすが刑事。 ・アリソンの元恋人タイラーに会うために農場を訪れるシーンでジーンズを泥だらけにしてしまうジェリー。それを見てにやりと笑ってしまうジャックのちょっと意地悪なところが大好きです。ジャック&ジェリーの組み合わせは意外と少ない気がするのですが、安定感抜群ですよね。 ・ひょ んなところから見つかったリッチーのデザイン帳によって捜査は思わぬ方向に。専門部署の人間がねずみ講について説明をしている脇でずっと口を挟みたくてう ずうずしているブライアンがとってもブライアンでした。「もっとわかりやすく言えないの?」とずばっと言っちゃうサンドラさんもどこまでもサンドラさんで す。(ネタバレ反転) ・タイラーにsonと呼びかけるジェリー。娘たちの良きパパであるジェリーですが、息子がいたら良き親父にもなったのだろうなと感じる一幕でした。それだけに余計、最後のあの展開はジェリーに気の毒です(ネタバレ反転) ところでS7に入ってから邦題のつけ方が適当になってきているのは気のせいでしょうか? 原題にダブルミーニングが多いからかしら・・・。 PR
2013/03/25 Category : S7感想 S7#7「放火犯の正体」 今までで一番好きになった女性キャラはサンドラさんかもしれません。 ニュー・トリックスを見るまではSVUのアレックスがダントツでした。勿論今も大好き。ご存知の方いるかしら。 SHERLOCKも女性陣が魅力的ですよね!サラさんが大好きです。 ・・・別にブロンド好きというわけではない。と思う。多分。 ところでそんな愛すべきサンドラさんが今年放送されるシーズン限りで降板って本当でしょうか。 しかもブライアンも一緒に降板と書いてある気がするのは気のせいでしょうか。 私の誤訳だと誰か言ってください!!!! ジャックはすでに昨年のシーズン冒頭で降板しているので、オリジナルメンバーはジェリー一人に。 もちろんジェリーは大好きだけど・・・サンドラとジャックとブライアンに囲まれているジェリーが見たいんだ!! そんな訳で涙を呑みつつ、ニュー・トリックスS7#7「放火犯の正体」感想に参ります! ・裏社会の大物・マークがバーの火災で死んだ。火災調査官により放火の可能性が示唆されていたが、警察は事故として処理。しかしバーで働いていたアボット が放火を主張し出したため、UCOSが捜査を始めると、他にも放火を裏付ける証言が次々に飛び出してくる。マークを巡るきな臭い人間関係も明らかになって いくが、犯人を挙げるには今一つの決め手に欠けていた・・・。 ・今回は火災がテーマ。火事にまつわる豆知識が聞けて楽しかったです。コンドームを使った時限装置を「成功させるいくつかの条件」は作中で明言されていませんでしたが、悪用されるのを防ぐためでしょうか。 ・「犯人はプロメテウス」にはちょっと笑いました。間違ってはいませんが。 ・小ネタの充実ぶりでは今期トップクラス。ジャックは生涯学習の講師として刑事の仕事について講義をすることになります。それを知ったサンドラさんの嬉しそうな顔にほっこりします。サンドラさんがたまに見せる情の威力はすごい。 ・今回はジェリーとブライアンのコンビが光っていましたね。煙草を巡って口論したり、ジャックの「講義」に乗り込んだり。ところでジェリーはジャックの講義を聞かずに帰るつもりだったようですが、客の入りを見るためだけにわざわざ会場に足を運んだの?笑 ・肝心の捜査の方は、真犯人を特定する決め手が弱かったのが少し残念ですが、最後までミスリードを敷き詰めた面白い回でした。事件解決に発想の転換が必要だったのも刑事ものらしくてグー。 ・ラストのジェリーは以前にも同じ手を使ってましたよね(笑)迷惑だけどいい人です。 これだけ俳優さんたちが降りてしまって番組を存続する意味があるのかな・・・と思いますが、 簡単にはやめられないだけの人気番組なんでしょうね。ファンとしては複雑です。
2012/07/22 Category : S7感想 S7#2「迷宮図書館」 本日はニュー・トリックス感想、S7#2「迷宮図書館」に参ります! ・大学図書館の屋上から科学哲学科のサイムズ教授が転落死した。教授は失職寸前だったため自殺が疑われたが、ブライアンが他殺の可能性を強く主張。 UCOSは教授の死の裏に大学図書館で起こった稀少本の窃盗事件が絡んでいると睨み、捜査に乗り出した。人間関係を洗うメンバーを尻目に、ブライアンはロ ンドン図書館で独自捜査を展開する。 ・ぎっしりと内容が詰まった回でした!登場人物を把握するだけでも一苦労です。一筋縄ではいかない容疑者が入れ替わり立ち替わり現れますが、UCOSは惑わされることなく着実に真相へ迫っていきます。 ・冒頭を飾るのはレイン夫妻。エスタは今シーズン初登場ですね。図書館に出かけた夫婦ですが、騒がしい利用者にブライアンがぶち切れ、逆につまみ出されて しまいます。ブライアンの激昂にも動じた様子を見せず、「やれやれ」とでも言いたげなエスタの肝の据わりっぷりに、改めて夫婦の歴史の長さを実感(笑) ・今回はブライアン回でしたね。少し情緒不安定気味なのかと危ぶみましたが、大きく持ち崩すこともなく最後まで捜査に尽力していました。サンドラに嫌味を言われつつ(笑) ・かっこいい切れ者ジャックに定評があるWilsher脚本(私の中で勝手に)。大学で副学長に聞き込みなど、地味ですがジャックらしいシーンだったと思 います。この聞き込みがきっかけになって大学で学ぶことに興味を覚えるジャック。最後にはサンドラの後押し(?)により、大学の願書を申し込みました。父 娘のような二人にほっこりします。 ・ジェリーの活躍が全体的に地味めだったかな?でもブライアンとサンドラの間を取り持つ世話焼き全開なシーンがあったので大満足です。 ・結局、登場人物がみんな何かしらの形で事件に関与していたわけですね。(ネタバレ反転)教授の死に辿りつくまでのミスリードが多く、最後まで真相が見えてきませんでした。最後にはすべての疑惑が収まるところに収まって、とても爽快です。大好きなWilsher脚本の中でもお気に入りのエピソードになりまいた。 ニュー・トリックス新シーズンは年内に見ることができるのでしょうか。 あと再放送からシーズン6だけ漏れているのは何故・・・・?
2012/07/07 Category : S7感想 S7#4「秘密のチョコレート工場」 再放送期間に入ってしまいましたが、ニュー・トリックスレビューは続きますよ! 今度こそ、新シーズン放送までにコンプリートするんだ・・・って何度目?笑 本日はニュー・トリックスS7#4「秘密のチョコレート工場」感想をお送りします。 ・パン屋で店員のヘレンがレイプされる事件が発生。DNA検査の結果、犯人が10年前にもチョコレート工場で2件の事件を起こしていたことがわかり、 UCOSが捜査を命じられた。犯行の手口から、犯人はチョコレート工場の内部事情に詳しい者と推測される。このチョコレート工場では、暴行事件とほぼ同時 期に製品への指の混入事件と女子工員の自殺が相次いで起こっていた。 ・ジェリー禁煙するの巻。ジェリーの禁煙はS2#7「呪われた湖」以来でしょうか。今回はサンドラにお目付け役を頼んでの挑戦です。わざわざオフの日に電話して頼むんですね。仲がいいこと。果たしてジェリーは今度こそ禁煙を達成することができるのでしょうか!? ・男率75%を誇るUCOSがレイプ事件を扱うのは初めてだったでしょうか。ストリックランドも持って回った言い方で捜査を命じています。ニュー・トリックスに出てくる役者さんはわき役まで演技派ぞろいですが、こういう回の被害者役まで上手だと生々しくて辛いですね。 ・工場への聞き込み中、チョコレートをごちそうになるブライアン。勧められるままに・・・どころか自分から催促して食べまくった結果、お腹を壊してトイレ に駆け込みます。この腹痛はジェリーに単独捜査をさせるための陽動かと一瞬思ったのですが、どうやら本当に痛かったみたいですね。一人になったジェリーが たまたま煙草を見つけたものだから、とんでもないことに・・・まったく迷惑なおじいちゃんたちです。 ・ノリノリでCMソングを歌うおじいちゃんズ。 ・レイプ犯と思い込んで清掃員を殺してしまった被害者の情夫。製品に混入された指は殺害され た清掃員のもの、自殺した工員は清掃員の恋人、というかたちで工場で起こった事件は全て繋がっていました。とばっちりで殺された清掃員は気の毒という言葉 では表しきれません。犯人を誤認した被害者のアイリーンは、間接的に加害者になってしまったわけですね。情夫のミックは彼女のためにやったつもりでいるの かもしれませんが、実際は自分の女に手を出されて腹を立てただけです。アイリーンにも非はありますが、あれだけ怯えきっていたら正常な判断ができたかどう か・・・彼女が立ち直る日はくるのでしょうか。(ネタバレ反転) ・結論:サンドラをお目付け役に選んだのは大正解。
2012/06/15 Category : S7感想 S7#10「第四の男」 ニュー・トリックスS7も終わってしまいましたねー。 お客様から教えていただいたのですが、来月にはプレシーズンからの一挙放送が始まりますよ! S7から視聴を始められた方はぜひチェックしてみてくださいね。 本日はS7#10「第四の男」の感想です。 ・以前合同捜査をしたフランクがUCOSに未解決事件を持ち込んできた。四人組による武装強盗事件で、犯人のうち三人はほどなく惨殺死体になって発見され ている。強盗を首謀し、三人を殺したと目される「第四の男」デンビーは海外に高飛びしていた。そのデンビーは警察内部から捜査情報を得ていたらしい。フラ ンクがリーク元だと断言するのは今や副警視監にまで上り詰めたフェルシャムだ。事件の真相を解明し、フェルシャムの関与を証明すべく、UCOSはクビを賭 けた捜査に臨む。 ・タイトルの「第四の男」は原題をそのまま和訳したもの。パロディ元の「第三の男」もイギリス映画ですね。現代の感覚だとやや冗長な気もする作品ですが、有名な下水道のシーンやエンディングは一度見たら忘れられないインパクトがあります。 ・フランクはS6#6でハンソンと対決した時以来の登場!あの時点で退職間際でしたっけ。鉄砲玉のような彼のお守りは古馴染みのジェリー担当。いまいちブレーキになりきれていませんが(笑) ・警察内部の汚職が絡んでいるということで、ストリックランドも出張っていました。今シーズンはあまり出番がありませんでしたが、この1話で取り戻せましたね。 ・フェルシャムはストリックランドと同階級・・・であっているでしょうか?高官を敵に回しての捜査にUCOS男性陣は猛反対しますが、ストリックランドと サンドラの決意は固く退きません。身内の汚職を許し難く思う正義感情はもちろんあったのでしょうが、二人とも非常に野心的ですね。 ・事件経緯を自分で説明したがって、ストリックランドにまで苦笑いされるサンドラさん・・・かわいい(笑) ・男性陣の危惧は的中し、捜査途中でUCOSの解散が決定してしまうのですが・・・。ジャック宅に集い捜査を続行するUCOS+フランク。ストリックラン ドまでご招待していて、本当に場所を変えただけでした(笑)ひけ腰だったおじいちゃんたちの闘志にも火が付き、全員で最後まで一蓮托生です。お約束です が、こういう展開は気持ちがいいです。 ・フェルシャムに繋がる糸が一度はすべて切れ、万事休すと思われましたが、意外なところから 真 相にたどり着くことができます。この大詰めの部分を始めとして今回はやや強引な展開が多く、推理物としては荒い作りだったと思います。UCOS存続の危機 を前面に打ち出してハラハラドキドキさせる仕様だったのでしょうか。シリーズものの宿命で、それほどハラハラできなかったのが残念です。とはいえ最終話は メンバーの過去が絡む後味の悪い話が通例なので、たまにはこういう爽快なシーズンエンドもいいものです。S2以来ひさしぶりに気持ちよく主題歌を口ずさめ ました。(ネタバレ反転) ニュー・トリックス再放送までの間を埋めるかのように、日曜からはチャンネル銀河さんで「空飛ぶモンティ・パイソン」が始まりますよ!すっかり銀河さんの回し者ですね(笑)