2011/01/27 Category : S4感想 S4#3「湖に沈んだ欲望」 袋いっぱいのラスクを食べ終わってから、賞味期限が3か月前に切れていたことに気づきました。味変わってなかったら大丈夫ですよね・・・?汗 それもこれもニュー・トリックスがおもしろすぎて、食べる方まで神経が回らなかったせい。S4#3「湖に沈んだ欲望」感想行きます! ・湖の底で輸送車が発見された。その輸送車を運転していたのは失踪したダドリーという男。ダドリーと肉体関係を持っていたマリーは、ダドリーの失踪と同じ タイミングで殺害されていた。この殺人と失踪に関与したとしてマリーの夫でダドリーの同僚でもあるアンドリューが疑われたが、決定的な証拠が出ず迷宮入り となっていた。だが新証拠が挙がったことで、UCOSの再捜査が始まる。輸送車を映した映像から、浸水後にドアの鍵が爆破されていたことが判明し、 UCOSは輸送車の積み荷に注目する。 ・今回は色々と美味しくて、終始顔がにやけっぱなしでした。脚本はWilsherさんなんですけど、この人の脚本はいいですね。「カリスマ活動家の死」も 最高でした(共作だけど)。Wilsherさんはジャックが好きなような気がします。このお話のジャックもすごくかっこいい。 ・湖底の輸送車を映した潜水映像を見ながら、古いテレビ番組の話をするブライアン&ジェリー。おじいちゃんズの年関係がよくわからないのですが、この二人 はほぼ同世代なのでしょうね。サンドラ&副総監は顔を見合わせて「何の話?」。TV番組はジェネレーションギャップがもろに出るので無理もない。三つ子の 魂百までを地で行くジェリーが大好きです。副総監が彼らのやり取りに笑うのは珍しい。 ・金欠のジェリーは、ブライアンにまで金策を頼む始末。今回はやむを得ない出費のように思えますが、基本的に財布のひもが緩いのでしょう、相変わらず。金 欠だと言っている傍からジャック相手に賭けをして50ポンドもすってます。そもそもジャックが賭けに乗る時点で勝算がないような気が。 ・ブライアンが絶好調ですが、ある意味それ以上に絶好調なエスタ。今回は彼女の意外な一面を見れました。 ・アンドリューへの尋問は一貫してサンドラ&ジャックの役目。この二人の尋問は隙がないし、隙を感じさせないから怖い。 ・潜水班へのいら立ちやら、輸送車を見た可能性のあるダイバーの挑発やら色々なものに刺激されて、自ら湖に潜ることを決めるサンドラ。さすがサンドラ、な んでもできるのね!とテレビの前の私は手を叩いていましたが、ジェリーはすごい剣幕で猛反対。珍しく自分の意見を引っこめようとしません。本人は「言った らぶん殴る」と言っていましたが、結局優しいんですよねえ。それに対して「私に勝てるの?」と返しちゃうサンドラにだったら、踏まれても蹴られてもいい (笑)でもサンドラ、本当に嬉しそうでしたね。認めるのは癪でもきちんと認めているあたり、サンドラは変わりつつあるのかもしれません。 ・ジャックがかっこいいと言っておきながら、ジェリーの話ばっかりですみません。今回のジャックは捜査に関しては有能な刑事、チームの中では良き補佐役という感じで、切れ者の雰囲気がぷんぷん漂っていました。どの場面が、というよりどの場面も見どころ。 ・ジェリーのアルバイトはジャック以外にばれなかったのでしょうか。ばれたんだろうな、きっと。 見事なまでに事件本筋の感想がないことに今さら気づきました。 PR
2011/01/19 Category : S4感想 S4#2「神を待つ家」 本日はS4#2「神を待つ家」の感想に行きます!!! ・母親の老人ホームを探すサンドラは見学に行ったホームで、入居者の老女が薬の過剰摂取により死亡したという話を聞かされる。施設側は自殺を主張、老女の 息子と自身も入居者の婚約者は他殺を主張していた。母が心配なサンドラは捜査を始めようとするが、事件はまだ担当刑事がいる状態で、未解決事件専門の UCOSには手が出せない。見かねた3人は、非公式の潜入捜査をすることに。ジャックが入居者、ジェリーがその息子、ブライアンはジャックの療法士の役 だ。施設に潜入したジャックは、老女の婚約者をめぐる恋模様や、施設所長を脅すジャンキーなど、施設の人間模様に迫っていく。 ・今まで比較的私生活の見えてこなかったサンドラの生の表情が見れた回。今まで身内が出てこなかったのって、サンドラだけですよね。ジャックはいないわけだし。サンドラの母親は、実に彼女の母親らしい人でした。 ・サンドラの手を取りいきなり踊りだすジェリー。オープニングで使われている映像なので、楽しみにしていたシーンでしたが・・・意外と短かった。副総監、いいところで邪魔しないでくださいよ。しかし、見れば見るほどサンドラとジェリーはいいコンビ。 ・ジェリーの元同僚は、ジェリーと働いていた頃から変わってしまったようです。UCOSの活躍を喜んでいる人ばかりではない、っていうのも当たり前のことですが新鮮でした。 ・副総監に捜査を止められたサンドラに、救いの手を差し伸べたのはジェリーでした。それに対してサンドラは「私はノータッチ」と随分な反応でしたが(笑) でもそのあとの「ありがとう」がサンドラの本心ですよね。しかもおじいちゃんズもその一言だけで結構喜んでいたような気が。 ・でも問答無用で「おじいちゃん」役にさせられたジャックは不服そうでしたね。まあジェリーが息子じゃ、納得いかないのも無理はない(笑)正直私の目には 二人ともほぼ同年代です。ジャックは気難しい老人を演じますが、施設の人たちは「あの親子は随分雰囲気が違うのね」と思っていただろうなーと想像するとお かしくて堪らない。 ・ブライアンがかつて警察の自転車クラブで大活躍していたことが判明。でも正直元リーダーのエピソードは、今回ちょっと浮いていた気がします。別にわざわざ入れなくてもよかったような。ブライアンの活躍シーンが少ないからでしょうか。 ・しかめっ面ばかりのジャックに、看護婦さんが「笑うのよりしかめっ面の方がたくさん筋肉を使う」。これはいいトリビア。 ・二回連続で怪我したブライアン、お疲れ様でした。というかエスタがお疲れ様すぎる。 ・今回大注目はジャック&ジェリーの合唱!!!ジェリーが不用意に「思い出話」をしたせいで、お披露目する羽目になったのでしょうね。きっちりきれいにハモっていました。 ・身分証の中に忍ばせた父親の写真を見て一人涙を流すサンドラ。しかもよりによって自分のオフィスで。みんな出払っていて気が緩んでいたのでしょうけど、 よっぽど切羽詰っていたんだなー・・・。日頃かたくなに弱みを見せまいとしているサンドラだけに、見てはいけないものを見てしまったような気分に。 ・サンドラのひらめきで、事件は無事解決しますが・・・後味が悪いことこのうえない。あの奥さんの言い分は 理解できるけれど、仮に犯行が露見しなかったとしても子ども達を本当に幸せにすることができていたのでしょうかね。っていうのはきれいごとでしょうか。問 題の根本は夫婦のコミュニケーション不全だった気がして仕方がない。でも限られた資源(お金でも、時間でも、労力でも)をどう配分していくかっていうのは 身近な話題なので、やけに身につまされる回でした。(←ネタバレ反転) ・施設での日々を振り返って、メアリーに語りかけるジャック。現実的に考えると、ジャックがああいった施設で余生を送るというのは十分ありえる選択肢なん ですよね。今わかっている範囲だと、天涯孤独と言ってよさそうですし。でもメアリーの思い出が詰まったあの家をジャックが離れることはないのでしょう。今 シーズンもメアリーに語りかけるジャックが定番になりそうです。 ・何といっても今回はサンドラの回。母親と疎遠なのはなんとなく想像していましたが、母親の言葉から察するにサンドラは誰とも疎遠な生き方をしてきたんで すね。本当に不器用な人なんだ。今回みたいな「わがまま」で甘えられるUCOSは、サンドラにとってすごく貴重な存在なのかもしれません。それにしてもお 母さんはいいキャラだったので、また登場していただきたいです。
2011/01/14 Category : S4感想 S4#1「癒えない傷」 説明しすぎない作品が好きです。 登場人物の言動や心情に「どうしてそうなったんだろう」って想像する余地を残してくれている作品。「ここでこう思うかな」というところで予想外の反応をしてくれて、しかもそれが「こんな風な展開もありだな~。でもどうして?」って納得と疑問につながったら最高。 でも作っている側の方々は十分説明して下さっていて、ただ私が読み取れていないだけかもしれないっていうのはスリリングですね(笑) そんなわけで待ってましたニュー・トリックスS4#1「癒えない傷」! S3#8「甦る過去」未視聴の方にはネタバレです。ご注意ください。 ・メアリーの復讐に、ハンソンをひき殺そうとするジャック。ですがサンドラの車がジャックの車に突っ込み、間一髪で殺人を阻止します。ハンソンは逃走し、 サンドラを除くメンバーは入院する羽目に。副総監は補充要員として退職間近のハードウィック刑事を送り込みますが、サンドラは彼女が事故の真相を探るため のスパイではないかと警戒します。また彼女が新メンバーになるとの疑惑もあり、失職の危機を感じたおじいちゃんズは入院先で起こった未解決事件を捜査する ことに。彼らの病室では昔、三人の患者が一晩で亡くなるという事件が起こっていました。そのうちの二人はガンで死亡、一人はモルヒネの過剰投与による殺人 でした。殺人の被疑者は当直の医師と看護婦ですが、二人とも退職済み。看護婦は事件の責任を取らされ病院を去り現在は精神の均衡を欠いている様子、医師は 安楽死推進活動に没頭しています。一方ジャックにはハンソンの魔の手が・・・。 ・事故のショックで記憶を失うジャック。記憶喪失の部分をもっとフューチャーしてもよかったと思いますが、そうしないのがニュー・トリックス。ジェリーと ブライアンのことを忘れるって結構大事なのに、二人を思い出す過程は全くスルー。サンドラのことは覚えていたので、UCOS結成前まで記憶がさかのぼって いたのでしょうか。捜査が始まると当たり前のように参加していますが、記憶が戻っていたから?考え出すと止まらない。これは妄想の材料にしろってことです ね。了解しました。 ・病床のジャックはなんだかとても老けてしまった感じ。記憶を失っている最中は特に。労わるサンドラが本当に娘みたいです。今回の三人は気をもみっぱなしでしたね。 ・退院第一陣はジェリー。「ベッドがなくなった」と言っていましたが、本当はジェリーが出たがったんじゃない?笑 ・ジェリーとブライアンが「いつのまにか思い出す」というぞんざいな扱いだったのは、事故の記憶を取り戻すシーンのインパクトを強めるためか。それにしても事故の記憶を取り戻した直後にハンソンの襲撃を受けるなんて、なんというタイミング。(←ネタバレ) ・メアリーを殺したのがハンソンだと知り、衝撃を受ける3人。でも自分達もジャックをかばった罪に問われる可能性があるわけですから、同情ばかりはしてい られません。ジェリーは「ハンソンが自分に不利になることを暴露するはずがない」と踏んでいたようですが。対するジャックもサンドラの抗議に、「ならなん で止めたんだ?」の一言。このあたり、すごくニュー・トリックスらしくて好きです。UCOSはお互いのことを大事に思っているけれど、それぞれ違う人生を 持っているんですよね。この距離感が好きです。 ・それにしても記憶を取り戻したジャックが、表面上とても開放的です。うーん、これは予想外だった。ハンソンが捕まったから、彼としては言うことなしなの か。メアリーの件で逮捕されたわけではないけれど、捜査の可能性は生まれてきたわけだし。だからある意味ではすごく納得なんですけど、なにが引っかかるん だろう?この先のエピソードを見ていくと、もっとジャックの心情がわかるかもしれませんね。 ・肝心の事件の話をほとんどしていない・・・っていつものことか(笑)被害者の教師は自分の子どもや教え子 に性的虐待を働いていて、その被害に遭った獣医がたまたま被害者の病室を訪れたから・・・というどちらが被害者とも言いがたい真相。もちろん虐待受けたか らって殺していいってわけはないんですけど。理屈はそうなんですけど・・・。自殺してしまった子どもも辛い。一見普通に生活しているようで、「仕事が忙し いから」独身だという犯人も辛い。(←ネタバレ) ・全体的に重いお話の中で、ハードウィックさんがUCOSの味方だったのは色々な意味で救いでしたね。結局 副総監の意図はなんだったのかしら?ジャックを殺人未遂で立件するなんて、彼の立場だったら進んでやりたいことじゃないと思うんですけど。あとあと問題に なるのが避けられないなら先手を打とうと思っただけで、積極的に立件するつもりはなかったのかな。(←ネタバレ) 新シーズンが始まると新規ファンが増えるかな。この前「ニュー・トリックス」で検索してみたらここがかなり上位にいてびっくりしました(笑)もっと広がれ、ニュー・トリックスの輪!