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S4#6「埋められた秘密」

本日はニュー・トリックスS4#6「埋められた秘密」の感想に参ります!



・ブライアンの飼い犬・スキャンピーが散歩中に、地中から人骨を掘り起こした。ほどなく人骨は中世の女性のものと判明するのだが、その前に人骨の身元につ いて2人の人間から問い合わせの電話が入る。1人はマフィアのボスの未亡人、もう1人は失踪した土地ブローカーの隣人だ。不審に思ったUCOSは捜査を開 始し、二つの事件にたどり着く。

・今回のUCOSは監査準備期間中。刑事のお仕事もいろいろありますね。こういう時に頼りになるのは案の定ブライアンです。他のメンバーはいかにも面倒く さそうで、「俺(私)は会計士じゃない!」というセリフが二度も出てくる始末。会計士と言えばモンティ・パイソンもけちょんけちょんにいじめ倒していまし たが、イギリスではあまりいいイメージがないのでしょうか。

・そんなわけでブライアンは特に事件と監査準備を行ったり来たりで忙しい回でしたね。エスタの留守中にアリスという女性とも仲良くなるし。こういう言い方をするとあれですが、別にやましい関係ではありません。ブライアンは専門分野がある人と仲を深める傾向がありますね。

・中盤くらいまではサンドラに隠れておじいちゃんズだけで捜査をしていました。男性陣の結束力が感じられるシーンは毎度微笑ましいです。もちろんサンドラもただごまかされているだけではなく、存在感たっぷりでした。いたずら坊主たちの手綱を握る女性教師って感じ(笑)

・特に目立ったエピソードはないのですが、キャラクター全員の有能さが随所で発揮されているところが魅力的。しかもそれぞれの個性を反映した有能さなのがいいです。「最後の生き残り」スタンディングさんにとりあえず惚れ直しますよね。金はジェリーの最大の弱点ですが、それを上回る正義感を持っているのがジェリーの魅力だと思います。(←ネタバレ反転)

犯していない殺人から信仰に目覚めた未亡人からは、ギャングの妻の面影が感じられません。夫への愛はそれ だけ深かったということでしょうか。一方土地ブローカー失踪にも隣人夫婦の関係が絡んでいました。こちらの事件の被害者はあまり同情できませんが、だから と言って殺しちゃダメ絶対。真相がわかってから見ると、殺人犯にされてしまった元共同経営者も真犯人と似たような目にあったのかなと思ってしまったのです が・・・。なんとなく、反応からそんな気が。邪推でした、すみません。(←ネタバレ反転)

・ジェリーの大失態をフォローしたブライアンに拍手!大活躍のわりに扱いがひどいですが。まあ、匂いって気になりますよね。お風呂に入ってゆっくり休んで!

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S4#7「父のプライド」

ニュー・トリックスS3の再放送も決定したようですね。これはやっぱりS6まで一気に再放送でしょうか。
一方本国ではS8が終わったばかり。最終回という表現はなかったようですが、「2011年までは製作する」という発表が以前あったそうなので、S9に続くのか非常に気になるところです。
とりあえず本日はS4#7「父のプライド」の感想にいきます!




・取り壊し中のパブから、未解決の殺人事件で犯人が持ち去ったカメラと多数のフィルムが発見された。殺されたのはパブと同じ地区にある写真屋のスチュアー ド。殺人が起こった夜、現場付近一帯が警察により封鎖されていたため、犯人は証拠品をパブに隠したらしい。UCOSは遺留品に事件の謎を解くカギがあると にらみ、フィルムを現像する。するとフィルムの一本から浮気現場や麻薬を打つシーンをとらえた写真が見つかった。さらに遺留品には犯人のものと思われる DNAも付着していたのだが・・・。

・複数の脚本家さんが担当するシリーズものだとどうしてもありがちなのが、自分のイメージと違うキャラクターの言動のような気がします。個人的に本エピ ソードはところどころそんな部分がある回。ただキャラクターイメージなんて単なる好みの話ですから、他の方が見たら何の違和感もないかもしれません。事件 の方は登場人物もミスリードも多く、込み入っていて面白かったです。

・冒頭にそろってパブを見に行くUCOS。全員がてんでんばらばらの話題で盛り上がっていて、フリーダムっぷりがさく裂しています。ブライアンは息子マー クの結婚を報告。ジェリー以外はずいぶんぞんざいな反応でしたが、おめでたいニュースですね。めでたいニュースのはずなのですが。

・前シーズンでジェリーの「娘」となったエミリー、S4ではこの回が初登場でしょうか。向上心の強い彼女はもっと上を目指すために先輩刑事の助言が必要と しているところだとか。彼女からそう聞かされたジェリーは自分の出番と張り切りますが、彼女の目的はサンドラを紹介してもらうことでした。そう知っても しゃしゃり出るジェリーは確かにうっとうしいのですが、最初の誤解も無理からぬような気がするので、ちょっと気の毒な感じ。彼女はこの捜査の終盤で大活躍 をするのですが、そのシーンでもジェリーは父親ぶりを見せてくれます。血のつながりがなく、しかもどちらかというと鼻っ柱が強いタイプのエミリーを、フリ でなく本当にかわいがっているジェリーが大好き。

・今回フィーチャーされていたのがブライアン。キーワードは「写真」です。ブライアンは息子の結婚がきっかけになって家族写真を見返し、自分が家族の風景 にいないことに気づいて荒れてしまいます。だからといって大切なエスタが写っている写真を破くかなーと思うのですが。そんなブライアンを浮上させたジェ リーのセリフも、ちょっと責任転嫁っぽくてらしくない気がしました。

・でも発見されたフィルムを本来の持ち主に返して回るシーンはすごく好きです。家族写真を返せば喜ばれるだろうと持ち主たちを回るブライアンとジャックで すが、年月が経ち人間関係も変化しているらしく、写真を見た途端に泣き出す人までいる始末。「こんな仕事だけどたまには喜ばれる顔を見たい」というブライ アンの本音も、「人生には小雨が降ることもある」というジャックのセリフも、ニュー・トリックスらしいと思いました。

・なんといっても気になるのはサンドラの恋の行方ですね。今回のお相手はフィルムに映っていた男性モデル。今はモデル業をやめ、芸術家の仕事に専念してい ます。ここでも刑事という職業は因果なもので、サンドラの出会う男性たちは毎度毎度「訳あり」。でも今回の人とは最終的にお付き合いすることになったよう です。今のところ再登場していないと思うのですが、関係は続いているのでしょうか。気になるところです。

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S4#8「魔術師の死」

本日はニュー・トリックスS4#8「魔術師の死」感想です。新シーズンが始まって少しショックが和らぎ、どうにかこうにかレビューできる感じ。つまりは非 常に精神的にやられる回です。いいエピソードではあるんですけど、もう一度見直すかと言われると・・・。仲間内の亀裂は一番苦手です。



・サーカス団の魔術師・バートがトレーラーハウスで焼死した。現場は密室で自殺が疑われたが、車内が焼けておらず、また焼け残ったバートの足が行方不明に なるなど不審点が多い。被害者の娘・クリスティーとの間に何かがあるらしい副総監は、UCOSに再捜査を命じる。UCOSはサーカス団の抱える負債が経営 者の一人であったバートの死により帳消しになったことを知り、本当にバートが死んだのかを疑う。一方サンドラはふとしたことから自分の父の死に疑問を覚 え、ジャックと父の関係を知ることになる。

・サーカスを見るUCOS+副総監。副総監の子供たちの名前が失笑を買っていますが、ハーマイオニーってハリポタから?父との思い出を楽しそうに語るサン ドラは新鮮。それだけにこのあとの展開が・・・。サーカスを嫌がるジャックは初めて見ますが新鮮さはない。嫌いそうですもんねー。

・生意気で高慢な女性と元上司・現部下の会話、息が合っていますよね(笑)それだけにこのあとの展開が・・・。

・密室での火事。サーカスという舞台装置も効いて、掴みはばっちり。自然発火の検証をするための道具がよくすぐにそろえられたなーと感心しました。事ある ごとに予算がないと騒いでいるUCOSですが、実績を認められてかなり自由が利くようになっているのでしょうか。今回は副総監が優先的に処理したのか。

・サンドラのお母さん再登場。待っていました!が発作で倒れるというあまり嬉しくない再登場になってしまいました。病院に駆け付けたサンドラを迎えに行く ジャック。本当に父娘のような二人です。それだけにこのあとの(以下略)。翌朝ジェリーは母親の具合を尋ねたあと、「君はどう?」とサンドラに聞いてま す。些細なシーンですがすごくジェリーらしい。

・サンドラとお母さんの会話は本当にテンポがいいですね。この親子、もっと早くにいい関係を築けなかったのでしょうか。きっと今だからこうして会話できるのでしょうけれど。

・結局バートの足の紛失はなんだったんだろう。そしてDNAの照合をブライアンが思いつかないのは違和感があります。ウーナともっと早い段階で接触しなかったのも腑に落ちない。

・今回の副総監は終始疫病神。離婚で寂しいのをつけこまれたのはちょっとかわいそうですが、それにしたってやっちゃいけないことばかりしましたね。クリス ティーは気の毒だとは思うのですが、やっていることがあんまりなので同情できませんでした。サンドラの方がかわいそうだ!

心臓発作で死んだはずのサンドラの父親は自殺。しかも自殺の原因は、不正がばれそうになったためだった。 不正の捜査をしていたのはジャック。そしてこのことは警察内で有名な話だった。・・・・・・あんまりにもひどすぎて、どこから落ち込んだらいいのか。さす がのサンドラもショックが大きすぎて、まるで14歳の女の子に戻ったようです。サンドラとお母さんの疎遠の原因はこのへんにあったのでしょうね。全て知っ ていたブライアン。それからジャック・・・ジャック・・・。ジェリーだけは何も知らなかったというのにちょっとだけ和みましたが。お友達は多そうなのに、 こういう情報が届かないところがジェリーらしい。(←ネタバレ反転)

男性3人の目前で自殺を図るアントニオ。ジャックは火の中に飛び込んで、アントニオを救出。この時の ジャックは考えるより先に身体が動いていたという感じですね。サンドラのお父さんの話をしたばかりで、また容疑者を死なせるわけにはいかなかったのでしょ う。そんな切迫したシーンでも笑いを忘れないのがイギリスの流儀。(←ネタバレ反転)

・今回のエピソードほど、イッツオーライッな主題歌の偉大さを思い知らされたことはありません。思えば前シリーズの最後もひどいものでしたが、無理にでも なんでもジェリーの歌声が悲壮感を少し遠くへ押しやってくれました。今回は完全にお葬式・・・。お葬式も終わってお通夜突入って感じです。



新シーズンでショックが和らいだと書きましたが、リラクゼーション効果というよりショック療法なのが困ったところ。でもUCOSにとっては避けては通れないエピソードばかりですね。ここが正念場でしょう。

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S4#5「燃え残った正義」

それではニュー・トリックスS4#5「燃え残った正義」感想行きます!



・60年ほど前に銃殺されたタリーの自宅の屋根裏から、旧5ドル札が詰まったトランクが見つかった。タリー殺しの犯人とされたダンは既に処刑されている が、遺族は今も冤罪を訴えている。犯人が銃を遺棄した現場を目撃したチェンバーズの証言などによって、当時の捜査に問題があったことが判明。UCOSは旧 5ドル札が本来タリーの勤める火力発電所で焼却処分されるはずだったことを突き止める。更にタリーはある機密文書を握っていた。

・最初の上司の不正捜査が明らかになって、沈鬱な顔を見せるジャック。問題のある刑事だったとはいえ、彼は色々とお世話になったのでしょうから、さぞかしやるせなかったことでしょうね。

・ブライアンがノっていると見ている方は楽しいですが、周りは大変(笑)火力発電所にまで造詣が深いとは、本当になんでもござれですね。UCOSの面々も、イライラしつつ諦めムードです。

・被害者遺族の苦悩は色々な作品で取り上げられますが、それに比べると加害者の家族というのはどうにも語られにくい存在なのかもしれませんね。今回は「冤 罪」だからこそ、ある意味大手を振って苦しみを表に出すことができたのでしょう。どちらの側の関係者も不幸なことには変わりないと思いますけど、難しい問 題ですね。

・そんな重い事情を背負ったダンの娘・ジューンにジェリーが肩入れするのも無理からぬことか・・・と思っていたら、本当に惚れこんでいることがあっという 間にわかります。今回のジェリーは本気でしたね。今までも女性との関係は色々とあったわけですが、「将来」を見据えてのアタックは初めてだった気がしま す。正直いつの間にかジェリーが惚れこんでいてびっくりしたのですが・・・私が見落としただけ?でも現実ってそんなものですよね。

・「辛い子供時代だった」と初めて語ったジェリー。前々から子供時代になにかあったような空気は醸し出していましたが、ジェリーが折に触れて口にする思い出は至って普通の、どちらかというと幸せそうな思い出なんですよね。それだけに余計、根が深い感じがします。

・「共感」を説くジェリーに変に刺激されてしまったブライアン。そこで指南書に行くあたりがブライアンですよね(笑)まずはコミュ力よりマナーだ!頑張れブライアン!

・赤と白の薔薇が献花とは。日本とは本当に感覚が違うんですね。悪気がなかったとはいえ、ちょっと迂闊でしたね。抜群の記憶力を誇るブライアンが。

・事件当時のバスを使った捜査は楽しそうでしたね。前回なんとなく殺伐とした空気だったので、その分まで和気あいあいを補えた気分です。ここだけ何十回もリピートしたいです。

それにしてもタリーとマリーの悪党ぶりが予想以上でした。マリーは追及されたことだけ答えていて本当に隙がありませんでしたね。文書の前半を見せられた時にもさぞかし驚いたでしょうに、上手に取り繕っていたし。(←ネタバレ)

もちろんチェンバーズの悪党ぶりはそれ以上。今回軍人による民間人の虐殺という話がキーになっていたわけですが、もしかしてイラク戦争の影響もあって出てきたエピソードなのかな、なんて想像したりしました。(←ネタバレ)

・そうそう、徴兵制度の話でおじいちゃんズの年齢が少しわかりました。多分ジェリー&ブライアンは現在72歳未満、ジャックが以上です。放送が4年前なの で彼らは68歳をまたいでいたわけですね。そういえば#3「湖に沈んだ欲望」ではテレビの話でジェリーが年齢の手掛かりになりそうなことを言っていたっ け。もう一回見てみよう!

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S4#4「猫屋敷の相続人」

実は放送日からだらだらと書き続けています。そのわりに気合が入っていているわけでもないんですけど(汗)ニュー・トリックスS4#4「猫屋敷の相続人」感想行きます!!


・サンドラに付き合ってもらい、弁護士事務所を訪れるジャック。遺言書書き換えの打ち合わせをしているところに、興奮状態のハリーが怒鳴り込んでくる。彼 は叔母のドロシーから遺産相続を受けた猫が死んだため、今度こそ遺産を我が物にしようと息巻いているのだ。猫に相続した叔母のドロシーが、死後2週間も発 見されず、発見時には飼い猫に食われていたと知って、殺人を疑い捜査を始めるUCOS。ドロシーの遺産をめぐっては甥のハリーのほかに、ハリーの姉キャロ ライン、猫の世話係デーリーも名乗りを上げていた。彼らにはそれぞれ「裏の顔」があるようで・・・。

・冒頭サンドラと弁護士のところへ行くジャック。この弁護士さん以前に出ていませんでした?気のせいかな。遺言の相談中にハリーが怒鳴り込んできたのがきっかけで、弁護士さんは猫屋敷をめぐる遺産問題について話し始めます。・・・ちょっ、守秘義務!守秘義務!

・ドロシーの死にこだわるジャックに対し、かたくなに事件性を否定するサンドラ。ジャックが敏感に反応していたのは「独居老人」というキーワードも影響し ていたのかなんて想像がつきますが、サンドラがあれだけ渋った理由は謎。今回ブライアンのこともいつも以上に冷たくあしらっていたし、全体的にローテン ションだったのかも。

・ドロシーの死体写真がリアルで・・・うええ。

・ブライアン家はジェリーから譲り受けたワンコのスキャンピーにだいぶ手を焼いているようです。ジェリーには「飼い主に似た」といわれていますが、ヤンチャなあたりはむしろ贈り主に似たのでは(笑)エスタは相当うんざりしている様子。

・猫屋敷、ご近所トラブル。どこの国も事情は同じなんですねえ。ドロシーの隣人も変わり者。うーん、うまくいくわけないよなー。

・老人ホーム潜入捜査の回もでしたが、老境のわびしさを感じさせるあたりがニュー・トリックスならではですね。デー リーなんてすごくリアリティがありました。「愛の奉仕」なんてやるキャラが出てきた時点で真っ先に「うさんくさい」と思ってしまうというのも悲しいことで す。でも今はまだ若いから「うさんくさい」と思っていられるけれど、実際年を取って一人ぼっちで寂しかったらだまされてしまうのかも。(←ネタバレ反転)

・トカゲ(名前忘れました)を購入したブライアンは、なぜかサンドラの机の上に放置。・・・いや、彼なりの理由はあるわけですが。以前のウジサラダといい、サンドラは生き物の被害によく遭いますね。怒られているブライアンのうしろで何気にジェリーが笑っているのが楽しい。

結局デーリー以外は「寂しかった」わけですか。姪夫婦の「お金はどうでもよかった」という言い分はちょっと腑に落ちないですけど。絶対に遺産狙いの意図がなかったわけがない。と疑ってしまうのはやっぱり心が汚れているのでしょうか。しょぼん。(←ネタバレ反転)



シーズン4も早くも折り返し。ほんと、1シーズン8話は短いですよね。でもクオリティを保つためならそれもいいのかもしれません。

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