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S5#7「虚構の楽園」

可愛いおじいちゃんたちと女王様が
仲良く未解決事件の捜査に挑む英国ドラマ「ニュー・トリックス」。
ぎゃおでの無料視聴もいつのまにやらS3に突入していました。
残念ながら日本ではDVD発売されておらず、ケーブルでのみ放送されているドラマです。
この機会を逃す手はありませんよ!是非是非ご覧になってみて下さいね。
というわけで本日はS5#7「虚構の楽園」レビューに参ります!



・大学生のジャスティンは2か月にわたる失踪の末、激しい暴行の痕跡を残す遺体となって発見された。母親による執念の聞き込みの結果、死の直前まで同居し ていたという少女ハイディが現れる。彼女はいわゆるコミューンの住民で、ジャスティンも村に身を寄せていたらしい。村人たちは口を揃えて、死の数日前に彼 が村を発ったと証言するのだが。

・冒頭、メンバーたちからまともな挨拶を返してもらえず機嫌を損ねるジャック。爽やかな朝の光景です。

・コミューンと聞いて「夢の残滓」という表現が真っ先に浮かびました。今でもあるんですねえ。洋ロック好きとしては何やら郷愁を駆り立てられます。

・進まない捜査に苛立ち攻撃的なジャスティン母。気持ちがわかるだけに、向き合わなければならないUCOSも辛いですね。

・ジャスティンのルームメイトの聞き込みで、射撃ゲームに勤しむジャック。相手に一目置かせるのが本当にうまい人ですねえ。ニュー・トリックスにはドンパ チがほとんど登場しませんが、ジャックは銃の腕もよさそう。サンドラさんはいい腕を見せてくれたことがありました。どのエピソードでしたっけ?ブライアン はやる気になればそれなりじゃないかな。案外ジェリーが駄目そう。

・このあたりのエピソードからブライアンの精神状況に暗雲が立ち込めていますね。真っ先にそれを察知するジャックは長年人の上に立っていた者の勘を鈍らせ ていなくて頼りになります。「ブライアンは思い込むと・・・」とジャックが濁した言葉を、「トンチンカンに突っ走る」とこれ以上ないほどしっかりと引き継 いでくれるサンドラさんも流石です。

・そんなブライアンに対し、エスタも疲れ切っているようで・・・。本当にエスタの愛情には頭が下がります。

・ジャスティンの両親を諭したり、未成年の娘の性行為を許すなんておかしい!と力説したり、今回のジェリーは父親ならではの言動が目につきました。

・一方サンドラさんからは母性愛?のような優しさが感じられて新鮮な回でした。アルコールへの欲求に苦しむブライアンへの対応とか、ジャスティンのお母さ んへのフォローとか。いや、サンドラさんも根は優しい人だというのは重々承知しているんですけれども!(力説)包み込んで庇護するような優しさというの は、やはりシリーズを重ねていくごとにUCOSの人間関係の中で芽生えて行った部分じゃないかなあと。

この回も真相は意外なところにありましたね。結局ジャスティンの父親は逮捕されずじまいでしょうか。ジェリーじゃないですけど、飲まなきゃやっていられない結末です。(ネタバレ反転)

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S5#2「予期せぬ幕切れ」

ニュー・トリックス再放送も順調に進んでいますね!
10月で一巡するようなので、年内には新シーズンが見られるかも・・・?
とりあえず本日はS5#2「予期せぬ幕切れ」の感想にいきます!



・俳優マイケルは衆人環視の舞台で死んだ。妻ヘレンが演じる役に撃たれる芝居のはずが、小道具の銃に実弾が込められていたのだ。当時は事故として片づけら れたのだが、10年が経過した今になって、「マイケルを撃ち殺す」と脅迫する手紙が存在していたことが明らかになる。手紙に添えられたイニシャルはマイケ ルのライバル俳優の名前と一致していた。真相を確かめるべく、UCOSは捜査に乗り出す。

・このレビューを書くにあたって再視聴したのですが、びっくりするぐらい記憶が残っていませんでした。繰り返し見ていないせいかとも思ったのですが、改めて見終わった端から記憶が薄れていく・・・。特に退屈な話ではないのですが、印象が薄い回のようです。

・1話前のエピソードを汲んで、ジャックが不在。#1のあとに「予期せぬ幕切れ」というタイトリングは思わせぶりですが、今回ジャックパートに進展はあり ません。UCOSの雰囲気もどことなく沈み気味で、メンバーが奇数のせいかグループ行動も少ない・・・。ジャックについて三人が話しているシーンがちょこ ちょこ挟まれているのが、切なくも救いと言えるでしょうか。

・そんな中いい味を出してくれたのがストリックランドの甥・ジェームズ。能力開発うんちゃらかんちゃら部のメンバーとして、今回UCOSの捜査に参加しま す。血は争えないのか、どことなくストリックランドに似た雰囲気がある彼ですが(サンドラに惹かれるところまで同じ・笑)、おじいちゃんズにいじられたり いじり返したり、憎めないキャラクターですね。おじさんより世渡りがうまそう。

・ちょい役ではありますが、事件の中心人物と共演した大物俳優役もキャラが立っていました。お客様から教えていただいたのですが、デクスター・フレッ チャーという方が演じているんですね。食えない態度でジェリーをイラつかせつつも、捜査を進展させる情報を提供してくれます。

・小ネタではサンドラ誕生日関連が見どころ。オープニング明け早々サンドラにお祝いを言うストリックランドと、対照的に誕生日なんて念頭にもなさそうなUCOS男性陣。お祝いしてもらいたいサンドラもかわいい。

・事件の方は古き良き推理ものの趣がありました。バックステージものも王道カテゴリーですよね。この手の作品に登場する人間関係はドロドロしているのがデフォですが、自分の業界のパロディを演じる役者さんたちはどういう心境なのかいつも気になってなりません(笑)

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S7#2「迷宮図書館」

本日はニュー・トリックス感想、S7#2「迷宮図書館」に参ります!



・大学図書館の屋上から科学哲学科のサイムズ教授が転落死した。教授は失職寸前だったため自殺が疑われたが、ブライアンが他殺の可能性を強く主張。 UCOSは教授の死の裏に大学図書館で起こった稀少本の窃盗事件が絡んでいると睨み、捜査に乗り出した。人間関係を洗うメンバーを尻目に、ブライアンはロ ンドン図書館で独自捜査を展開する。

・ぎっしりと内容が詰まった回でした!登場人物を把握するだけでも一苦労です。一筋縄ではいかない容疑者が入れ替わり立ち替わり現れますが、UCOSは惑わされることなく着実に真相へ迫っていきます。

・冒頭を飾るのはレイン夫妻。エスタは今シーズン初登場ですね。図書館に出かけた夫婦ですが、騒がしい利用者にブライアンがぶち切れ、逆につまみ出されて しまいます。ブライアンの激昂にも動じた様子を見せず、「やれやれ」とでも言いたげなエスタの肝の据わりっぷりに、改めて夫婦の歴史の長さを実感(笑)

・今回はブライアン回でしたね。少し情緒不安定気味なのかと危ぶみましたが、大きく持ち崩すこともなく最後まで捜査に尽力していました。サンドラに嫌味を言われつつ(笑)

・かっこいい切れ者ジャックに定評があるWilsher脚本(私の中で勝手に)。大学で副学長に聞き込みなど、地味ですがジャックらしいシーンだったと思 います。この聞き込みがきっかけになって大学で学ぶことに興味を覚えるジャック。最後にはサンドラの後押し(?)により、大学の願書を申し込みました。父 娘のような二人にほっこりします。

・ジェリーの活躍が全体的に地味めだったかな?でもブライアンとサンドラの間を取り持つ世話焼き全開なシーンがあったので大満足です。

結局、登場人物がみんな何かしらの形で事件に関与していたわけですね。(ネタバレ反転)教授の死に辿りつくまでのミスリードが多く、最後まで真相が見えてきませんでした。最後にはすべての疑惑が収まるところに収まって、とても爽快です。大好きなWilsher脚本の中でもお気に入りのエピソードになりまいた。



ニュー・トリックス新シーズンは年内に見ることができるのでしょうか。
あと再放送からシーズン6だけ漏れているのは何故・・・・?

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S7#4「秘密のチョコレート工場」

再放送期間に入ってしまいましたが、ニュー・トリックスレビューは続きますよ!
今度こそ、新シーズン放送までにコンプリートするんだ・・・って何度目?笑
本日はニュー・トリックスS7#4「秘密のチョコレート工場」感想をお送りします。



・パン屋で店員のヘレンがレイプされる事件が発生。DNA検査の結果、犯人が10年前にもチョコレート工場で2件の事件を起こしていたことがわかり、 UCOSが捜査を命じられた。犯行の手口から、犯人はチョコレート工場の内部事情に詳しい者と推測される。このチョコレート工場では、暴行事件とほぼ同時 期に製品への指の混入事件と女子工員の自殺が相次いで起こっていた。

・ジェリー禁煙するの巻。ジェリーの禁煙はS2#7「呪われた湖」以来でしょうか。今回はサンドラにお目付け役を頼んでの挑戦です。わざわざオフの日に電話して頼むんですね。仲がいいこと。果たしてジェリーは今度こそ禁煙を達成することができるのでしょうか!?

・男率75%を誇るUCOSがレイプ事件を扱うのは初めてだったでしょうか。ストリックランドも持って回った言い方で捜査を命じています。ニュー・トリックスに出てくる役者さんはわき役まで演技派ぞろいですが、こういう回の被害者役まで上手だと生々しくて辛いですね。

・工場への聞き込み中、チョコレートをごちそうになるブライアン。勧められるままに・・・どころか自分から催促して食べまくった結果、お腹を壊してトイレ に駆け込みます。この腹痛はジェリーに単独捜査をさせるための陽動かと一瞬思ったのですが、どうやら本当に痛かったみたいですね。一人になったジェリーが たまたま煙草を見つけたものだから、とんでもないことに・・・まったく迷惑なおじいちゃんたちです。

・ノリノリでCMソングを歌うおじいちゃんズ。

レイプ犯と思い込んで清掃員を殺してしまった被害者の情夫。製品に混入された指は殺害され た清掃員のもの、自殺した工員は清掃員の恋人、というかたちで工場で起こった事件は全て繋がっていました。とばっちりで殺された清掃員は気の毒という言葉 では表しきれません。犯人を誤認した被害者のアイリーンは、間接的に加害者になってしまったわけですね。情夫のミックは彼女のためにやったつもりでいるの かもしれませんが、実際は自分の女に手を出されて腹を立てただけです。アイリーンにも非はありますが、あれだけ怯えきっていたら正常な判断ができたかどう か・・・彼女が立ち直る日はくるのでしょうか。(ネタバレ反転)

・結論:サンドラをお目付け役に選んだのは大正解。

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S7#10「第四の男」

ニュー・トリックスS7も終わってしまいましたねー。
お客様から教えていただいたのですが、来月にはプレシーズンからの一挙放送が始まりますよ!
S7から視聴を始められた方はぜひチェックしてみてくださいね。
本日はS7#10「第四の男」の感想です。



・以前合同捜査をしたフランクがUCOSに未解決事件を持ち込んできた。四人組による武装強盗事件で、犯人のうち三人はほどなく惨殺死体になって発見され ている。強盗を首謀し、三人を殺したと目される「第四の男」デンビーは海外に高飛びしていた。そのデンビーは警察内部から捜査情報を得ていたらしい。フラ ンクがリーク元だと断言するのは今や副警視監にまで上り詰めたフェルシャムだ。事件の真相を解明し、フェルシャムの関与を証明すべく、UCOSはクビを賭 けた捜査に臨む。

・タイトルの「第四の男」は原題をそのまま和訳したもの。パロディ元の「第三の男」もイギリス映画ですね。現代の感覚だとやや冗長な気もする作品ですが、有名な下水道のシーンやエンディングは一度見たら忘れられないインパクトがあります。

・フランクはS6#6でハンソンと対決した時以来の登場!あの時点で退職間際でしたっけ。鉄砲玉のような彼のお守りは古馴染みのジェリー担当。いまいちブレーキになりきれていませんが(笑)

・警察内部の汚職が絡んでいるということで、ストリックランドも出張っていました。今シーズンはあまり出番がありませんでしたが、この1話で取り戻せましたね。

・フェルシャムはストリックランドと同階級・・・であっているでしょうか?高官を敵に回しての捜査にUCOS男性陣は猛反対しますが、ストリックランドと サンドラの決意は固く退きません。身内の汚職を許し難く思う正義感情はもちろんあったのでしょうが、二人とも非常に野心的ですね。

・事件経緯を自分で説明したがって、ストリックランドにまで苦笑いされるサンドラさん・・・かわいい(笑)

・男性陣の危惧は的中し、捜査途中でUCOSの解散が決定してしまうのですが・・・。ジャック宅に集い捜査を続行するUCOS+フランク。ストリックラン ドまでご招待していて、本当に場所を変えただけでした(笑)ひけ腰だったおじいちゃんたちの闘志にも火が付き、全員で最後まで一蓮托生です。お約束です が、こういう展開は気持ちがいいです。

フェルシャムに繋がる糸が一度はすべて切れ、万事休すと思われましたが、意外なところから 真 相にたどり着くことができます。この大詰めの部分を始めとして今回はやや強引な展開が多く、推理物としては荒い作りだったと思います。UCOS存続の危機 を前面に打ち出してハラハラドキドキさせる仕様だったのでしょうか。シリーズものの宿命で、それほどハラハラできなかったのが残念です。とはいえ最終話は メンバーの過去が絡む後味の悪い話が通例なので、たまにはこういう爽快なシーズンエンドもいいものです。S2以来ひさしぶりに気持ちよく主題歌を口ずさめ ました。(ネタバレ反転)





ニュー・トリックス再放送までの間を埋めるかのように、日曜からはチャンネル銀河さんで「空飛ぶモンティ・パイソン」が始まりますよ!すっかり銀河さんの回し者ですね(笑)

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