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you can't teach an old dog new tricks

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S1#3「青春の影」

9月の番組表も出ましたが、このペースで再放送が進むと年内のS7放送は無理でしょうか。
本日はニュー・トリックスS1#3「青春の影」レビューです!



・20年前、平和キャンプで学生運動家のジョシュが撲殺された。容疑者にあがったのは運動仲間のフランク、イモジェン、コリン、エレノア。現在は精神疾患 の患者、やり手事業家、政府職員、筋金入りの運動家と立場がばらばらになった4人だが、ただひとつ共通することがあった。四人ともジョシュの死に公安が絡 んでいると主張しているのだ。

・直近で見たS1#1と比べると、間に1話しかないにもかかわらず、UCOSの関係が段違いによくなっています。今回の組み合わせもジャック&ブライア ン、サンドラ&ジェリー。S6まで通してみるとサンドラ&ジャック、ジェリー&ブライアンの組み合わせが多い印象ですが、初期は違ったようですね。

・心を病み殺人を犯したフランクの聞きこみはジャック&ブライアンの担当。メンタル系のことになるとブライアンはもろ刃の剣という感じがしますが、今回はこの人選が功を奏しました。

・当時の新聞から、犯行時刻をまたいである異変が起きていたことがわかります。これを発見したのはジャックでしたが、緻密な彼らしい捜査だと感動しました。些細なことを大事にするのが名刑事の秘訣ですね。

・さまざまな観点から捜査を進めていくと、必ずちらつくのが公安の存在。おじいちゃんズとサンドラでは公安に対する意識が違うようです。時代の変化でしょうか。それともサンドラが強気すぎる(笑)のでしょうか。その両方の気がしますが。

・そんなサンドラが思わせぶりな態度で帰ったものですから、おじいちゃんズは「もしや公安に一人で殴り込みに行ったのでは」と疑心暗鬼に駆られます。そし て取った行動が・・・尾行(笑)3人がわたわたとサンドラを追うシーンはかわいすぎて見物です。結局見当違い勘違いだったうえ、サンドラにばれて逆鱗に触 れるわけですが(当たり前)。でもかなりマナー違反のことをされたわりに、サンドラはその後ジェリーが自宅に来たと勘違いしてにっこりしているくらいなの で、一応おじいちゃんズの気持ちは伝わったようです。サンドラも2話の間に様変わりですね。

・おじいちゃんズの必死の努力もむなしく、サンドラは公安と接触してしまうのですが。ここからはまさにサンドラ無双。最初から腰が引けていたおじいちゃん ズとは違い、堂々と公安と掛け合っています。もちろんおじいちゃんズだっていざとなったら無双っぷりを発揮してくれたと思いますが。

で もこういうシチュエーションで公安が犯人ということはないなーというのは最初から見当がつきますよね(笑)結局この事件は仲間内の痴情のもつれが原因でし た。その痴情から一人だけ蚊帳の外だったフランクの当時の立ち位置がなんとなく偲ばれます。コリンとイモジェンはどっちもどっちですね。(←ネタバレ反転)

・事件を通じて知り合った公安関係者となにやらただならぬ雰囲気をかもしだすサンドラに、ジェリーが「危険なゲームはやめておけ」といらぬおせっかいをし ます(笑)まったく相手にされていませんが。今見直すと、「サンドラを見守るおじいちゃんズ」の構図が確立したのがこのお話だったのかもしれません。最初 のとげとげしさを考えると、かなり展開が早いですね。



S7放送が始まるまでに、ニュー・トリックスファンが増えてくれたら嬉しい!

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S1#1「闇からの凶弾」

銀河さん、ニュー・トリックス再放送ありがとう!おかげでようやくS6まで完走できました!
S7が始まるまで、まだしばらく時間がありそうですね。できたらS7開始までに全話レビューしたいです。
でもS5がすっぽり抜けているから、地味に結構な話数が残っているんだよなあ・・・。
そんなわけで本日はS1#1「闇からの凶弾」感想です。



・湖で発見された銃の中から、20年近く前の殺人事件で使われた銃が見つかった。殺されたのは女性警官のケイト。彼女はサンドラの警察学校時代の同級生で あり、ある男性を巡る因縁の相手でもあった。銃に残った指紋から呆気なく容疑者があがるのだが、彼は犯行を否定する。一体事件の裏には何があるのか。

・現在まで続くニュー・トリックスの記念すべき第一話。厳密にはプレの作品が一作目になりますが、そちらを見ていない人にも話がわかるように、冒頭で UCOS設立の経緯とメンバー紹介が流れました。ここで流れているBGM、時々耳にしますね。すごく好きなのですが、オリジナル曲なのでしょうか。

・ペヴァン、クラーク、久しぶり!!!

・一話目ということで、まだお互いの距離がつかめていないUCOS。S6になっても時々はぎくしゃくすることがありますが、それとはちょっと違うまさしく 「距離感」が感じられて新鮮でした。ブライアンなんて「小娘とは組みたくない」なんて言っちゃってるし。この人がのちに「サンドラがいなくなったらどうし たらいいんだ!」と取り乱すようになると思うと、険悪な雰囲気さえ微笑ましいです。

・そんな時期のキープレイヤーはジャックですね。男性陣に向かってさりげなくサンドラのフォローをしたり、サンドラの攻撃から男性陣を庇ったりと忙しそう。初期のジャックの働きがなかったら、UCOSは打ち解けるところまで続かなかったかもしれないという気もします。

・そのジャックは今回公私ともにブライアンのお守りで忙殺されていた感じでした。自分を退職に追いやった陰謀とやらに固執するブライアンに愛想を尽かし、 エスタが家出。パニックになったブライアンはジャックのうちに転がり込んできたのでした。メアリー相手に愚痴をこぼしながら、なんだかんだと世話を焼いて やるジャック。最後はガツンと説教をして、ブライアンの目を覚まさせました。ブライアンは説教されるシーンが多いですね。

・それにしてもジャックがブライアンに勧めた「仲直りの方法」がロマンチックで笑った。え、ジャックってこういうキャラなの?結局のところ仲睦まじいレイン夫妻に安堵しながらも、そこはかとなく寂しそうなジャック。メアリーへの語りかけも多かったですね。

・今と比べて誰が一番印象が違うかというと、やはりサンドラでしょうね。この回のサンドラはひたすらカリカリしていて、一緒にいる人を疲れさせてしまいそ う。一生懸命すぎてがむしゃらというか、余裕がないというか。今回の事件はそんな彼女の「一番じゃないと嫌」という気質が遠因になっていたので、彼女自身 思うところがたくさんあったでしょう。

・私にしては珍しく、ジェリーを話題にしていませんね(笑)今回はある奇策で捜査に貢献。おかげでペヴァンからお小言を食らうはめになりますが。サンドラ とのコンビはやはり今のようにしっくりはいかないものの、なかなかよく噛み合っている気がします。おじいちゃんになることはこの回で判明していたのです ね。

・ほとんど事件にふれていないのはいつものことですが、正直今回は事件が見どころの回ではなかった気がします。一回目だからレギュラーメンバーの性格や境遇を説明する方に重点を置いたように感じました。



S6と比べて何が一番印象的って、男性陣の頭髪の(強制終了)

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S1#4「名門の挫折」

テレビは基本的に決めた番組をピンポイントで見ます。適当にチャンネルを回すということは滅多にありません。
その数少ない1回が、大して放送回数の多くないニュー・トリックスに当たるなんて、奇跡!!!これが縁なんでしょうね。

というわけで今年最初のニュー・トリックスは、ニュー・トリックスと初めて出会ったS1#4「名門の挫折」。感想いきます!



・サンドラ不在のUCOSの状態・・・いや、これは惨状というべき。清潔好きそうなクラークはよく耐えました。サンドラが帰って来ると知って大慌てするおじいちゃんズかわゆす。
・帰国早々ゴルフボールを踏みつけ派手にすっ転ぶサンドラ。起き上がる姿がなんとなくホラーっぽい(失礼)あのあとおじいちゃんズは大変だったでしょうね。
・今回の事件は20年前の男の子殺し。被疑者の少年は自殺して、結局未解決になってしまいました。この件を掘り起こしたのはジャック?しかもサンドラ以外のメンバーは事件についてある程度把握しているみたい。遊んでいるように見えて、きちんと仕事もしていたんですねー。
・それにしてもこの事件の何が男性陣の心に触れたのか。もちろん痛ましい事件なのは間違いないのですが・・・。サンドラは押し切られるようなかたちで自殺 した被疑者の父親に会いに行きます。ニュー・トリックス恒例の死に瀕した関係者です。なんて言い方は不謹慎ですけれど、実際未解決事件の捜査はこんな感じ なのかなーと思ってしまいます。
・この回のサンドラとジャックが二人で交わしている会話が好き。しんみりするのですが、引きずらないのがいいですね。UCOSは基本的に家庭的な職場ですが、中でもこの二人はお互いに労わり合っている感じがします。
・女人禁制のクラブというといかにも古めかしい雰囲気ですが、今でもあるんですねえ。クラークとブライアンが入室した時も微妙な反応をされていましたが、ブライアンは何で?クラークは黒人だからでしょうけれど。
・排他的な名門クラブが腐敗しまくっていましたーというのは、少し家政婦は見た!のノリと通じるものがありますね。お約束といいますか。
・当時捜査をしていた女性捜査官が登場。彼女は自殺した少年の無実を信じていたにも関わらず、「男社会で口をつぐんだ」とジェリーに語ります。こういうの こそ女の敵って言うんですよね~。自分の過ちを社会のせいにしちゃダメです。言いたいことはサンドラが全部言ってくれましたが。ジャックとブライアンが口 ずさんでいるのはジョーズ?笑
・サンドラのイタリア土産が気になって仕方がないおじいちゃんズは一体いくつになられるんでしょう(笑)子供か。袋の色はサンドラから見たメンバーのイメージカラー?
・名門クラブにメスを入れてみると・・・出るわ出るわ。叩けば埃が出るとはこのことですね。今回はクラークがお手柄!でもこれって科捜研の方が指摘するのでは?
・この回はクラークの存在感が抜群。シリーズで一番じゃないでしょうか。エスタとUCOSのファーストコンタクトにもしっかり同席しています。節約してアルマーニやケンゾーを買っているのが堅実そうなクラークらしい。いいお父さんになりそうです。
・そんなクラークでは永久にできそうにない記者のかわし方→「ココ警察デスカ?ワタシ亡命スルアルバニア人」byジェリー
・勢ぞろいでクラブに乗り込んだUCOSは、あの時点では真相にたどり着けていなかったのですよね。意外とジャックが機敏だとわかりました。
無実の罪で死んだ少年の一家や殺された少年も不幸ですが、ピムリー大佐とデービッドも相当不幸ですよね。 ピムリー大佐もこの事件の迷宮入りには大きく関わったわけでその点は非難に値するのでしょうが、彼の身になってみたらこうするしかなかった気も・・・。結 論は不倫ダメ、絶対!(←ネタバレ)



改めて見てみると、このエピソードはニュー・トリックスの中で特別おもしろい!というわけではないですね。しかも初見の時は後半30分ほどの視聴で、どのあたりが私の琴線に触れたのか謎。グッジョブ、去年の私!

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S1#2「贋作の報酬」

英国の王室いじりはなかなか強烈ですよね。王室紋章を踏みつぶすアニメーションで始まる番組が堂々と公共放送で流されていたんですから驚きです。
そんなわけで王室ネタが絡むたびに「不敬罪」をちょっぴり期待してしまうのですが、「ニュー・トリックス」はそういう番組じゃありませんでしたね(笑)お笑いじゃないのに期待しどころを間違ってすみません。というわけでS1#2「贋作の報酬」の感想です。



・今回の事件は女王陛下の絵画コレクションの贋作事件。俺たち美術班じゃないし~とやる気薄なメンバーたち(特にジェリー)ですが、美術班から派遣されたトッティと一緒に捜査を開始します。
・今回はジェリーの回でした。冒頭ご自慢のクラシックカーを売りに出し、絶対彼の趣味には合わなそうなかわいらしい車に乗り換えるジェリー。これには事情があるのですが。それにしてもジェリーの新車を見たメンバー、笑いすぎ。
・事件を依頼してきたティモシー卿の話し方がいちいち持ってまわっててキザ~!わりと「お約束」な描写の多いニュー・トリックスですが、これは美術を扱う 人のステレオタイプなのか、貴族階級のステレオタイプなのか。でも好意を寄せられたサンドラはまんざらでもなさそう。サンドラが惹かれる人っていつもわり と意外な人種かも・・・私の読みが甘いのか。
・秘密保持に汲々とするベヴァンは多分権威主義なお偉いさんのお約束ですね。そのベヴァンは捜査の過程である人物が浮上したのがきっかけで、ジェリーを捜査から外すよう命じます。こうしてジェリー退職の経緯が明らかに。
・ジェリーが助けた少女は結局死んでしまったのでしょうか。耳から出血するということは相当重篤ですし、生きていたらジェリーへの嫌疑も晴れそうなものです。そうするとジェリーの怒りはますますもっとも。
・それでも謹慎を命じなければならないサンドラも辛い立場ですね。ジェリーを心配するサンドラと、そんなサンドラを慰めるジャック&ブライアン。(プレか ら数えて)3話目にしてUCOSらしい人間関係はできあがっているようです。そのそばでトッティと話し込んでいるクラークは今回やけに楽しそうでした。潤 い大事。
・ジェリーの陰ながらのナイス・アシストもあり、事件は無事終結。出だしよりも随分大がかりな事件になりました。トッティとのお別れも無事にすんだあと (ここでサンドラが随分丁寧にお別れしているのが意外)、サンドラとジェリーは心温まるやりとりを交わす・・・はずでしたが、相変わらずのジェリーにサン ドラはため息です。ここでなーんにも頓着していなそうな男性陣のノリが本当に素敵。
・そして最後はジェリーの満面の笑顔で幕でした。ちゃんちゃん。



感想というより小ネタ集で毎度申し訳なく・・・。

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S1#5「失踪の果て」

字幕なしでドラマや映画が見れたら、面白さ倍増どころじゃないんだろうなあ。とか思いながらも勉強はせずドラマを見る方ばかりやっています。これだから!
そんなわけで「ニュー・トリックス」S1#5「失踪の果て」感想に行きたいと思います!



・今回はブライアンが持ち込んだ乳児連れの母親の失踪事件。なんでも駆け出しの頃のブライアンが関わった事件で、このたび血の付着した遺留品が見つかったとのことで。
・その母親は黒人だったため、当時は差別意識からまともな捜査をされなかったよう。同じく黒人のクラークは憤りと同情からか、いつになく積極的です。
・刑事ドラマのわりにサイドストーリーが凝っているニュー・トリックスですが、今回は事件の比重がいつもより重かった気がします。捜査対象が3人の女性に広がり、事件の方が盛りだくさんでしたからね。
・そんななかでのイチオシはサンドラの男性関係。今回いい感じになっていたのは・・・#3で出ていた公安の人?でもお約束というか子持ちのようで。あらら。
・あとちらりと出たエスタもいい味を出していました。捜査資料を見ての鋭い観察眼。細やかな彼女らしい指摘はUCOS内ではなかなか出ないものかもしれません。
・あからさまに怪しい容疑者があがるも、捜査に非協力的。苛立つクラークは違法捜査に走りかけます。これを止めて諭すブライアン。大体こういう役はいつも ジェリーがやっているので、なんとなく新鮮ですね。普段とはちょっと違った一面が見られて、ますますブライアンが好きになりました。
・そうかと思うとサンドラに自己啓発本の山を笑顔で押し付けるマイペースさがいつも通りで、やっぱりブライアンはこうでなくちゃとも思うわけですが。人の 心の機微がわからないわけでは決してないのに、猛烈ブリザードが吹き荒れる中一人ケロリとしたブライアンはやっぱり不思議な人です。
・墓地のシーンで流れていた曲が気になったので、断片的に聞こえる単語を頼りに(ここで英語力のなさを実感)調べてみました。T.REXの「Girl」という曲のようです。きれいな曲だなあ。
・事件に話を戻すと、ともかく不幸な偶然が重なったなという印象を受けます。そして本当に多くの人が苦しむ事件だったなと。失踪した妻の生存を知ったご主人の心境とか、母と思ってきた人の正体を知った衝撃とか、大工夫妻の今後とかを考えると、なんともやるせない気持ちになります。(←ネタバレ反転)それでも関係者が墓に集うシーンを見ると、またここから始まるものがあるのだと感じられますね。
・そんな光景を目のあたりにして、ジャックは自分の身に置きかえらずにはいられなかったのでしょう。「私にも真実を」と漏らします。何とも言えない寂しさ が漂う締めですが、独り言で終わるはずだった言葉をジェリーが聞いていてくれたのが救いですね。肩に手が置かれるのと同時にいつものメロディが流れるのが ニュー・トリックスらしくて最高です。



お気に入り回はぐだぐだと長くなってしまいます。すべては愛ゆえ!

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