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S6#7「波間に消えた真実」

ニュー・トリックスファンの皆様、お待ちかねの新シーズンですよ!!!
シーズン7初回放送は5月11日10時から。2話連続放送です。
S6最終話があの終り方だっただけに、1話目がどんな内容かドッキドキですね。
とはいえ基本は一話完結なので、ご新規の方も楽しめると思いますよ。
新シーズンを機にファンが増えるといいな!
どなた様もお見逃しがございませんように!

すっかりご無沙汰してしまいましたが、久しぶりのレビューはS6#7「波間に消えた真実」です。



・ストリックランドの船に招待されたUCOSは、彼の所属するクルーズクラブのメンバー・フィッシャーがリアンヌから罵倒されている場面に出くわす。8年 前5人の死者を出す事故を起こした商売敵ミルバーンの船に、フィッシャーが細工をしていたというのだ。リアンヌはミルバーンの船に突っ込んだとされたタグ ボートの船長の娘だった。事故なのか、事件なのか。UCOSはさっそく捜査に乗り出す。

・自分の船にUCOSを招くストリックランド。船を自慢したかったのでしょうが、何だかんだUCOSが気に入っていますよね。私服を披露したのは初めて? あと薄々気づいてはいたのですが、今まで彼の階級を間違って書いていましたよね。正しくは「副警視監」です。すみません。

・今回捜査に乗り気なのはジャックです。「マリンルックの連帯感でストリックランドが捜査を嫌がるのでは」という他のメンバーの懸念も一蹴します。UCOSメンバーはおしなべて説得能力が高いですよね。

・事件の鍵となった遺留品のネクタイにはラテン語の言葉が書かれていました。訳を聞かされたジェリーの感想は「ナチスか聖歌隊が使ってそうな言葉」。そう 並べますか(笑)この言葉の謎を解くのはストリックランド。どうやらラテン語ができるようですね。似合うな~。知識担当と言えばブライアンですが、どうや ら語学は苦手の模様。以前もスペイン語で苦戦していましたね。

・事故当時自宅にいたミルバーンの妻に聞き込みをするサンドラとジェリー。彼女の住む家は人の住んでいる気配がなく、二人は不自然に感じます。帰り際、バッグをナチュラルにジェリーへ預けるサンドラさんが素敵。

・ブライアンのPCのデスクトップはエスタとのツーショット。職場で使うには恥ずかしい気もしますが、あちらの方は家族を大事にすると言いますから普通なのでしょうか。

・事故で息子同然の乗組員を失ったタグボートの船長ネビルは、すっかり心を閉ざしています。こういう相手に向き合うとなればジャックの出番ですね。甘い言葉を使わないジャックですが、彼には相手の喪失感への共感があります。

・カジノで捜査となり、俄然張り切るジェリー。しかしお目付け役のジャックに財布のひもをしっかり握られていました(笑)ここで一応は行かせてやるサンドラさんがいいですね。以前にも書きましたが、ジャックは賭け事がうまそうです。ジェリーは下手の横好き。

・朝の7時に緊急性のない理由で上司の家に押しかけ、しかも上り込んでコーヒーをごちそうになれる職場。

・サンドラのハッタリに動揺しているジェリー&ブライアン。特にジェリーはあからさまです(笑)容疑者に気付かれなくてよかったね!

・事件にはほとんど触れていませんが、薄々見えていたオチではありました。罪悪感が全く見えてこない犯人たち。保身と責任転嫁に終始していて気分が悪いですが、現実にもありがちな態度なんだろうな・・・。しっかり報いを受けてください。

・ストリックランド怖っ!そんなことじゃないかとは思いましたが。

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S6#8「重なり合う過去」

普段のノリとは裏腹に、シーズン最終話は鬱エンドで締めくくるのが恒例のニュー・トリックス。毎回「前回のラストほどひどい話にはならないだろう」と思い ながら見るのに、いつも見事に期待を裏切ってくれるのがすごいですね。そんなわけでS6最終話「重なり合う過去」感想。気持ちが落ち込んでいる時には見な いことをお勧めします。



・33年前の医師惨殺事件の容疑者の切断された遺体が発見された。容疑者は医師の死体が発見された肉屋の店主で、事件直後から行方不明になっていた。 UCOSは医師殺害事件の再捜査を任される。なぜか捜査を渋るジェリーにはお構いなしに、肉屋があった市場を中心に捜査を進めていくと、思いがけないこと が明らかになる。なんと医師の死体発見現場にサンドラの血縁者の血が残されていたのだ。

・今回はサンドラ&ジェリー編。あまり笑いどころがない回なので、感想の方もひっそりと。

・そうは言っても、サンドラと事件の関係が浮上するまではそこまで重い雰囲気ではありませんでした。ジェリーにだけは序盤から最悪の展開でしたが。今回は ジェリーの親類一同が登場。ジェリーの一族は肉屋を営んでいるようです。山ほど迷惑をかけたうえに一方的に避けているジェリーを温かく歓迎する、団結力の 強い一族です。

・そして明らかになるジェリーのルーツ。彼はフランス系移民の子孫でした。スタンディングという苗字もどうやら本名じゃないようです。ジェリー本人は頑な にロンドンっ子だと言い張り、フランス系のルーツを否定したがっているようでしたが。ジェリーはわりと本気で嫌がっているみたいなのに、「ボンジュール! サバ!」といじっちゃうUCOSが大好きです。しかも超楽しそうだし。

・このあたりまでは比較的通常運行のニュー・トリックスで、「もしかしたら今回は久々の円満シーズンエンドか?」と期待したりもしたのですが。サンドラと 事件の関係が浮上して、一気に鬱展開へ突入。サンドラだけを呼び出して、DNA鑑定の結果を告げるストリックランド。以前サンドラのお父さんがらみで大失 態をやらかしてくれた彼ですが、今回は非常に気を使っている様子でした。嫌な奴だけど、根は悪い人じゃないんですよね。

・このあたりを境に、メンバーそれぞれの単独行動が目立つように。シリアスモードのニュー・トリックスは単独行動が目立ちますね。今回頭に血が上っていたサンドラとジェリーは、基本的に捜査の本筋から外れてしまうことはないので、比較的安心して見ていられます。

・ジャックのはったりで暴かれた若かりしジェリーの過ち。ジェリーはこれさえなければ文句なしにいい男なのになあ。あ、女も弱点でしたね。そんなジェリー を見捨てるどころか、今でもかわいがっている親戚一同は本当にいい人たちだ。ジェリーを救うために、自分たちに不利になるようなことまで告白するんですか ら。ジャックのはったりがあっさり通用してしまうあたり、ジェリーに対する信用はないんだなあと思いましたが(笑)

・ジェリーの隠し事を責めるサンドラは、「君みたいに隠し事のない良い警官はいない」と逆切れされて、一瞬つまってしまいます。今一番言われたくないこと ですもんね。こういう真剣なシーンになるとよくわかるのですが、実はジェリーってフィーリングで動いているように見えて、非常に論理的に話を組み立てられ る人なんですよね。まあ、あのシーンは単なる開き直りだと思いますが(笑)

殺された肉屋の信仰心が私には理解不能なので解説プリーズ。なんで堕胎はだめで、殺人や暴力はいいの?「汝の隣人を愛せ」って聖書の言葉じゃなかったっけ?(←ネタバレ反転)

サンドラは父の親類にあたり、父と愛人の間に子供がいて、教会に捨てられたのだということを突き止めま す。その男の子は養子として、殺された肉屋の家庭に引き取られました。そしてわずか6歳という年齢で、殺されそうになった養母を助けるために養父を殺して しまったのです。真相が明らかになったタイミングで踏み込んできたUCOS男性陣に「私の弟がやったの」と打ち明けるサンドラ。男性陣は衝撃が大きすぎ て、反応が追い付かないようです。血痕のことから知らないのですから、まさに青天の霹靂ですよね。細かいところですが、ここのやりとりの間の男性陣の反応 の違いに個性が出ています。この期に至って初めて「私の弟」という言葉を口にしたサンドラの心境、いかばかり。(←ネタバレ反転)

ところで肉屋を切断し遺棄したのはジュリアでOKなんですか?「プロの手で切断されていた」というところが引っかかる。ジュリアって肉屋の技術を持っていたのでしょうか。夫が亡くなる前に彼女が肉屋の仕事にタッチしていたかは曖昧な描かれ方だった気がするのですが。まさかジェリーのお父さんが・・・・、いやいやいやいや。(←ネタバレ反転)

・最後まで鬱なのもあれなので。ジャック&ジェリーがジェリーのいとこたちに聞き込みをするシーン。なぜか話し合う彼らを真上から撮ったカットがあるので すが・・・薄い頭が4つ。あの、ここって笑いどころですよね?話の展開的にはどシリアスまっただ中なのですが、だからこその笑いどころなんですよね?



サンドラの人生がハードモードすぎて、見ているだけのこちらまで心が折れそうです。気丈すぎるサンドラが辛い・・・。こういうシーンでサンドラをフォロー できるのはジャックだと思うのですが、彼はサンドラのお父さんとの経緯があるからどう出たものか・・・。まあおじいちゃんズ3人が見守り態勢に入ることは 間違いないでしょう。早く、早くシーズン7を・・・!

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S6#6「最後に笑う者」

さてさて、ようやくこの日が来ましたよ!感無量で言葉にならない、そんなニュー・トリックスS6#6「最後に笑う者」感想です。



・芸人レイ・ハリスのショーでジェリーのお誕生日を祝うUCOSの面々。ところがレイが繰り出す女性蔑視のジョークに一部の観客が抗議の声をあげる。騒ぎ の仲裁に入ったUCOSは、かつてレイに対する抗議運動をしていた女性が失踪したことを聞かされた。彼女の名前はサラ。反ファシスト同盟のメンバーだった が、恋人ダニエルと極右グループ20/4に潜入して以来、25年間も行方知れずになっているらしい。捜査を進めていくうちに、20/4にはあのハンソンが 所属していたことが明らかになる。

・ニュー・トリックスの縦軸ともなってきたジャックのエピソードがようやく完結です。S6から視聴し始めた方には、過去シーズン制覇後にこのエピソードを見ることをお勧めします。放送が終わって一週間以上経ってから言うことじゃないですね(笑)

・視聴者の妄想力養成に定評のあるニュー・トリックス。S5#1で最悪の決別をしたジェリーの娘・エミリーが何事もなかったように登場しています。仲直り の過程はスルー!姿勢がぶれないことに感心しつつ、先にアプローチをしたのはジェリーなのかエミリーなのかと、あれこれ考えてしまいました。わだかまりは 一応解消されているらしく、裁判前と変わらない二人の雰囲気にのっけから感慨深くなってしまったり。いけない、本番はこれからなのに。

・そんなエミリーも加わり、誕生日を祝ってもらうジェリー。誕生日が待ち遠しいのなんて年齢が両手で数えられるうちですが、あんな風に誕生会を開いてもらえたらやっぱりうれしいですよね。エスタも参加してプレゼントを渡しています。エスタとジェリーって仲がいいですよね。

・今回のジェリーは突っ走って空回り気味。ノリで動いてそうに見えて意外と堅実、というのがジェリーの持ち味だと思うのですが。ファンのひいき目ですね(笑)今回はお誕生日で浮かれていたんでしょう。

・暴走気味のジェリーの代わりにストーッパーになったのがブライアン。暴走していない時のブライアンはどちらかというと慎重派ですね。特別慎重派でなくて も、無策でハンソンの自宅に乗り込むとなったら反対します。ああ、サンドラが怒り狂う姿が目に浮かぶ。それは間もなく現実になるわけですが。ハンソンにま で「サンドラには内緒で乗り込んできた」と見抜かれています(笑)

・ジェリー&ブライアンが乗り込んだハンソン宅では息子のルークのお誕生会中でした。ジェリーとルークは誕生日が近いみたいですね。ルークがハンソンの元 に戻ったことに二人は驚いています。あまり父親には似ていないルーク。本質的には気が弱く、流されやすい青年のように見えます。

・ハンソンが絡んでいると聞き、なんとストリックランドまで登場しました!彼が捜査に直接参加するのはこれが初めてじゃない?UCOSに威張っている姿し か見ていないストリックランドですが、冷たい威圧感を漂わせた尋問(というか説得?)はサマになっていました。ジェリーの元同僚パターソンも参加してハン ソン包囲網を狭めていきます。今回を見るとハンソン逮捕が警察全体の悲願だったことがよくわかりますね。終盤はストリックランドやパターソンも込みで動い ていたので、珍しいコンビネーションが楽しめました。

・次々に判明するハンソンの秘密。ジャックの妻がひき逃げされたとき、ルークが同乗していたこと。そして ルーク→ハンソンと乗り換えた恋人が、実はハンソンの実の娘だったこと。じわじわとハンソンを追い詰めながら、ジャックは外見上実に冷静です。前回ハンソ ンと対決したときの突っ走り方とはまるで別人のよう。手痛い敗北から慎重になっているという面ももちろんありますが、周りが見えなかった状態から目が覚め て本来のジャックに戻ったのかなという気がします。今回はハンソンと直接対決することもなく、仲間たちにゆだねていました。ハンソンの尋問の前、サンドラ がジャックを帰らせるのもいいですね。こういう線引きをしっかりしているUCOSが、ニュー・トリックスが大好きです。(←ネタバレ反転)

しかし結果を待つ時間の辛いこと!ジャックの「待ち」のシーンは非常に短いのですが、彼の焦燥が十分すぎ るほど伝わってきます。ジャック役ボランさんの名演に拍手!そしてそんなジャックにゆだねられた三人は、しっかりと彼の信頼に応えたのでした。ジャックと サンドラが抱き合うシーンは・・・・もう・・・・(ログアウト)(←ネタバレ反転)

そして最後は、メアリーに語りかけるジャックの姿が久々に映って〆です。このシーンのために、ずっと恒例 の語りかけシーンがなくなっていたんですね。プレからここまで約1年、本当に感無量です。これを6年かけて見てきた本国の視聴者はなおのことでしょう。そ してなにより約15年越しの思いが実ったジャック、本当におめでとう!!!(←ネタバレ反転)



うわー、すっごく長くなっちゃった(笑)お祝いモードということで大目に見てください。
本当はお祝いSSあげたかったけど・・・S6終了時にでもあげられたらいいなあ。

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S6#5「”セールスマンの死”の謎」

せっかく追い付いたと思ったら、また遅れています(笑)ニュー・トリックスS6#5「”セールスマンの死”の謎」の感想を。



・土地ブローカーのディーンが自宅で頭を撃ち抜かれた状態で発見される。当初は自殺として処理されたが、目撃者が出てきたためUCOSが他殺の線で再捜査 することに。目撃者として名乗り出た元コールガールは、自分と入れ違いに訪れてきた男がディーンと口論になるのを見かけたのだという。ディーンの共同経営 者マイクに目をつけて捜査を進めるうちに、UCOSは過去の銀行強盗事件に行き着くことになる。

・珍しく事件現場でUCOSを迎えるストリックランド。S4#8「魔術師の死」以来?前回は私情が入りまくって現場まで出向いたストリックランドですが、 今回は下々の働きを見に来ただけみたい。どっちにしろ嫌な感じ(笑)「長がつく肩書きが好き(byジェリー)」なところは前任者のペヴァンと共通していま すね。

・元コールガールのアリスに事情を聞きに行くと、彼女は橋の下で仲間たちと歌を歌っているところでした。こういうノリがジェリーは好きみたいですね。宗教 がらみとわかって、あっというまに身を引いてしまいますが(笑)S5#8のゲイパブといい、ジェリーの感性に合うところはいつも一癖二癖あるみたいです ね。

・宗教といえば、マイクの「お金儲けセミナー」も宗教のような一種異様な雰囲気でした。マイクのよくわからない話を聞いて「一理ある」と言い出すジェリー。ぱーっと儲けることへの憧れを持つあたり、ギャンブルが好きな彼らしいかも。

・UCOSのミルクが切れて、全員でブライアンにブーイング。どうやらブライアンがミルクを買う係らしいですね。他の人が無造作に買ってくるミルクにこだわり派のブライアンが文句を言い、それならブライアンに任せようという流れでしょうか。

・男相手だろうと全くひるむことなく格闘する(しかも勝っちゃう)サンドラ最高。ジェリーが襲われたシーンも彼女がいたら無事撃退できた気がする(笑)。 それにしても「父親を捕まえた」なんて逆恨みも甚だしい理由で襲われてしまったジェリーは災難でした。大事に至らなくてよかった。警察は本当に大変なお仕 事ですね。

・ジャックとブライアンの「焼き鳥」をめぐる会話が途中までしか訳されていなくて残念。ジャックは焼き鳥が好きじゃないようですね。ソースをかけて食べるとおいしいとか、そんな話だったような(英語力ゼロ)

・今回のお話は発端となったブローカーの死と、捜査過程で浮上した銀行強盗の事件が半々くらいのウエイトで進んでいきます。両件の真相解明が抜きつ抜かれつで進展し、終盤で両方が相次いでフィニッシュを迎えるという、実にきれいな構成です。保険金詐欺を企てた二人の処分は寛大すぎる気もしますが、悪銭身につかずを地で行く結末は爽快。(←ネタバレ反転)

個人的に、サンドラとジャックが銀行強盗が隠した金の延べ棒を探すシーンがとてもおいしかったです。確信 を持って調べだしたにも関わらず見つからず、無念そうなジャック。奮闘のあまり汚れてしまったジャックのコートを、サンドラが払ってあげています。この時 のサンドラの労りに満ちた表情!同じ背中を触れているシーンでも、前回ジェリーの背中をぞんざいにはたいていたのとは天と地ほどの差があります!(← ネタバレ反転)サンドラは時折ジャックに対して、ジェリーやブライアンには見せない種類の気遣いをしますよね。なんか・・・いいなあ(語彙が貧困)。この 二人が互いを大切にしあっているシーンからは、特別な絆を感じられます。このエピソードは仲良く笑っている二人がたくさん見られて幸せでした。



本当はこの回をすっ飛ばして、直近のエピソードの感想をアップしようかとも思ったんですよ!(失礼)だってだって、ジャックが!!!!シーズン6もいよいよ大詰めです。

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S6#4「『シャドー・ショー』殺人事件」

今世の中でヒーローものと言ったらタイバニだということは重々理解しているのですが、私が猛烈に気になっているのはガッチャマンです。・・・手は出しません。これ以上出したら収拾がつかなくなるから。
レトロっていい響きですよね。そんなわけでニュー・トリックスS6#4「『シャドー・ショー』殺人事件」感想に行きます!



・映画「シャドー・ショー」の撮影中に、プロデューサーのストーンが刺殺され、出演女優のエヴァが失踪した。事件は迷宮入りし、「シャドー・ショー」もお 蔵入り。テープはすべて破棄されたはずだった。しかし19年を経て、「シャドー・ショー」のワンシーンがインターネットに投稿される。そこに映るのは、監 督ドンに暴力を振るわれるエヴァと、撮影を止めに入るストーンの姿だった。誰が何の目的で動画を投稿したのか。ストーン殺しの犯人とエヴァの安否は?

・さっそく投稿動画の通報者に聞き込みをするサンドラ&ブライアン、事件現場を見に行くジャック&ジェリー。前半はこの組み合わせで動いていましたが、 ジャック&ジェリーの方は終始やけに楽しそうでしたね。二人で犯行を再演しているシーンなんて、まるで小学生でした。ジャックは自分からオーバーなアク ションを始めたのに、乗っかったジェリーには「名演だな」と冷めた反応。これぞジャック。

・「アラビアのロレンス」をめぐるブライアン夫妻の思い出、コーヒーについてのUCOSのやりとり、ヨーヨーで遊ぶブライアンとジェリーなど、ともかく小ネタに事欠かない回です。ニヤニヤしっぱなし。

・特に気に入った小ネタがここ。終盤サンドラとジェリーがある人物を尾行している最中に、ジェリーの携帯が着信。「早く切って!」とサンドラがジェリーの 背中をたたくのですが、ここのサンドラは「さわっている」というより「どついている」という感じ(笑)二人の気の置けない関係がとてもよく表れている名 シーンですね(棒読み)

大詰めのシーンでサンドラ&ジェリーは銃を持つ犯人の手に落ちてしまいます。警察官のサンドラも銃を常備 しているわけではないんですね。もっともあの場面では持っていても応戦できなかったかもしれませんが。そこに勝手に交渉人としてやってきたブライアン。こ の交渉が実に巧妙で、ご伝授願いたくなりました。なんでもブライアンは交渉人の訓練を受けていたそうで、ますます彼の前歴がよくわからなくなってきまし た。結果的に犯人は投降しますが、二人が勝手にとった行動にサンドラは冷ややか、ジェリーは「下手したらみんなやられるところだった!」と激怒。まあそう なりますよね。(←ネタバレ反転)

・サンドラが凛々しくて、ジャックが有能で、ブライアンがお茶目で、ジェリーが仲間思いなWilsherさん脚本が大好き。ただ今回は色々と腑に落ちなかったことも多かったです。「シャドー・ショー」の映像がストーン殺害当日のものだとなぜ断定できたのかとか、動画を一般公開で投稿する必要はあったのかとか。スネイスとビリーの関係や投稿時期の問題も消化不良でした。(←ネタバレ)なんとなくわかったような気になるけれど、実はよくわかっていないまま終わってしまった感じ。UCOSの雰囲気が抜群にいいので、十分に楽しめましたが。そういう意味ではファン向けの回かもしれません。

・今回も無事事件を収束に導いたUCOSを他部署に自慢しまくるストリックランド。非常に微笑ましい光景です。前任者に比べUCOS寄りのストリックランドですが、今回はとりわけUCOSに友好的でした。

・「最低の男はロマンチスト」とのジェリーの言に、「あなたとか?」とすかさず返すサンドラ。あの様子だと、ジェリーのロマンチストな部分が彼女は嫌いじゃないんでしょうね。もちろん私も嫌いじゃないどころか大好きです!(聞いてない)

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